長崎79回目「原爆の日」鎮魂の祈り, 核廃絶に向け”舵”を

長崎は8月9日、79回目の「原爆の日」を迎えた。爆心地に近い平和公園では同日午前10時45分から、長崎市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」(平和祈念式典)が開かれた。この1年間に亡くなった被爆者など3,200人の名前が書き加えられた19万8,785人の原爆死没者名簿が「奉安箱」に納められた。
鈴木史朗市長は平和宣言で、核保有国と”核の傘”の下にある国に対し、核廃絶に向けて舵(かじ)を切るよう求めた。原爆が投下された午前11時2分には、式典参加者らが平和の鐘を合図に黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。