ミャンマーで拘束のイオン社員, 有罪判決後に解放

ミャンマー軍事政権は8月13日、この影響下にある裁判所が前日の12日、小売大手イオンの駐在員、笠松洋さんに禁錮1年の有罪判決を言い渡したが、外交筋によると有罪判決後、笠松さんを解放した。理由は明らかにされていない。
有罪判決は、ミャンマー政府が設定している「必需品・サービス法」を、笠松さんが勤務する現地合弁企業のスーパーマーケット「イオンオレンジ」の販売価格が上回ったと断定した結果だ。このため、ミャンマー当局は商品本部長、笠松さんを、イオンオレンジの価格設定に責任を持つ幹部として6月末に拘束していた。日本政府はミャンマーに対し、早期解放の働きかけを続けていた。