日本維新の会の藤田幹事長は9月9日、兵庫県の斎藤知事のパワハラを巡る問題で、記者会見した。これまでの百条委員会で「一定の事実が浮き彫りになってきている」、「(知事は)潔白を主張しているが、県政の停滞を招いていることは事実だ」と指摘。そのうえで、同県議会(定数86)の第2会派「維新の会」(21人)として、同知事に辞職と出直し選挙を行い、民意をも問い直すべきとする内容の申し入れを行うとしている。
同県議会の5会派のうち、維新を除く4会派も共同歩調で12日に斎藤知事に辞職申し入れを行うことを決めており、これで全会派が同知事に辞職を迫る構図となった。ただ、維新は出直し選挙が行われる場合も同知事を支援はしないという。