「全国医学部長病院長会議」が82の大学病院で実施したアンケート調査の結果、今年4月から始まった医師の働き方改革の影響で、全国9つの大学病院で、地方などにある他の医療機関への医師の派遣を取りやめたり、中止を検討していることが分かった。また24の大学病院では、医師の派遣は継続しながらも勤務間のインターバルを設けるなど勤務体制を見直したり、検討していると回答している。
このほか、アンケートでは時間外勤務の制限が最も影響を与える業務についても聞いており、医学部の教授の66%は「研究」と回答しているのに対し、研修医の78%は「診療」と答えている。