「手足口病」1都6県で警報レベル上回る 全国で2万5,143人

国立感染症研究所のまとめによると、9月15日までの1週間に調査の対象となっている全国およそ3,000の医療機関から報告された「手足口病」の患者数は、速報値で2万5,143人だった。
1医療機関当たり8.03人と、この時期としては過去10年で最も多く、全国36の都道府県で国の基準の5人を超えて警報レベルとなっている。とりわけ患者数の多いのが関東地区。神奈川県を筆頭に埼玉、東京、千葉、栃木、茨城、群馬の1都6県は目立って警報レベルを上回っている。
手足口病は夏場に主に子どもが感染し、手、足、口の中などに水ぶくれのような発疹ができるウイルス性の感染症。まれに脳炎などを起こして重症化することもある。