中国軍が台湾包囲演習断行 ”独立”抑止し頼政権を威圧

中国人民解放軍は10月14日、台湾を包囲する形で大規模な軍事演習を行い「成功裏に終了した」と発表した。台湾海峡や台湾本島の周囲6カ所のほか、離島の馬祖列島など海域と空域で空母や爆撃機などが参加した。
台湾国防部は「理性のない挑発行為」と強く非難。今回の軍事演習に参加した軍事機は、一日としては過去最多の延べ125機以上に上ったとしている。習近平指導部と対立する頼清徳政権を威圧するのが狙いで、中国軍の報道官は「台湾分離独立勢力が独立を企む行為への強力な抑止力だ」としている。