東京高裁 同性婚否定は「違憲」国への賠償請求は認めず

東京都などの同性カップルらが同性婚を認めない民法などの規定は憲法違反だとして、国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は10月30日、現行の法制度を「違憲」とする判決を言い渡した。
谷口裁判長は「性的指向によって法的に差別的な取り扱いをしている」と述べ、「法の下の平等」を保障する憲法14条1項などに反すると判断した。ただ、国への賠償請求については1審・東京地裁と同様に認めず、原告側の控訴を棄却した。