ジャカルタ・ポストなどの報道によると、日本を訪問中のインドネシアのヒダヤット工業相はこのほど、来年11月に満期を迎える、日本とインドネシアが共同で行っている北スマトラのアサハン・アルミ精錬事業の契約の更新をしないことを改めて日本側に伝えた。日本・インドネシアの協定では、1983年の生産開始から30年後の2013年に満了とし、インドネシア側が日本の出資分を買い取る権利を有している。日本側は、契約の継続を要望していた。インドネシア側は11月中に、日本側が所有する全株式の買収の手続きを完了させたい意向。買収に必要な金額は6億~7億㌦程度とみられる。