インドネシアの鉄道電化 住商・三菱重工が210億円で受注

 住友商事は三菱重工と共同で、インドネシアの首都ジャカルタ近郊の幹線鉄道の電化・改修事業を総額約210億円で受注した。これは南ジャカルタのマンガライ駅から西ジャワ州ブカシ県のブカシ駅を経由して同県チカラン駅の約32㌔を結ぶ路線の電化・複々線化工事。鉄道網の基盤的な技術、信号システムはこれまで欧米大手が強く、日本式の輸出は今回が初のケース。完成予定は2016年末。日本勢によるインドネシアでの鉄道受注案件としては過去最大。官民一体の受注活動が奏功した。