米大統領に再びトランプ氏 直前の大接戦予想覆す

米大統領選11月5日投開票され、共和党候補のドナルド・トランプ前大統領(78)が、直前までの”大接戦”予想の世論調査を覆し、早々に当選を決めた。女性初の米大統領を目指した民主党候補のカマラ・ハリス(60)副大統領は及ばなかった。
この結果、2025年1月にトランプ氏が4年ぶりに大統領に就任することになった。同氏がどのような内政、外交政策を打ち出すか今後の焦点だが、前大統領時代や大統領選の期間中の言動から、G7やNATOの既成の枠組み、パリ協定などの国際秩序の枠組みからの離脱や独自の見直しなどを進める可能性がある。それだけに、その影響は米中、米露、中東などグローバルに大きな混乱を来すことになりそうだ。