NHKは3月3日、2027年に放送予定の大河ドラマが『逆賊の幕臣』に決まったと発表した。開明派の幕臣、勝海舟のライバルと呼ばれた小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)が主人公。主演は俳優の松坂桃李が務める。脚本は安達奈緒子氏が担当する。
第66作となる今作は幕末、日本初の遣米使節団のメンバーとして新時代の文明を体感し、新しい国のかたちをデザインした天才・幕臣、小栗上野介がヒーロー。明治新政府に”逆賊”のレッテルを貼られ、これまで倒幕派の視点でつくられるドラマとは一線を画し、幕府体制派の動きにフォーカスする。幕末史の裏側に迫るスリリングなドラマになる。