東京消防庁によると、管内で2023年までの5年間に、5歳以下の乳幼児が食べ物などを喉に詰まらせるなどして窒息し、医療機関に救急搬送されたケースが計5,528人に上ったことが分かった。年齢別で多いのが0歳児で2,021人、1歳児が1,432人、2歳児が799人となっている。
窒息が起こった場所は、自宅などの居住場所が全体の9割を超える5,120人で、時間帯は夕方から夜にかけてが最も多かった。窒息の原因は食品や菓子、おもちゃなどを「誤飲」、「誤えん」するもの。多いのが食品や菓子で1,208人、続いておもちゃが970人だった。
治療にあたる小児科医は、これらの誤飲や誤えんは窒息死の危険性があり、重い後遺症が残ることもあり、注意が必要と指摘している。