百日せき 全国の患者数722人 2週連続で最多更新

百日せきの流行が続いている。国立健康危機管理研究機構によると、4月6日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者数は722人で、過去最多だった前の週の578人を上回り、現在の方法で記録を取り始めた2018年以降でもっと多くなった。
都道府県別にみると、新潟県で73人、宮崎県で51人、東京都および大阪府で各44人、福岡県で40人などとなっている。今年これまでの百日せきの累計患者数は5,652人と2024年1年間の患者数をおよそ1,600人上回っている。
今シーズンは患者の増加に伴い、乳児が死亡したり、重症化したりするケースが報告されている。また、これまで治療に使われてきた抗菌薬が効かない「耐性菌」に感染するケースも各地で報告されている。