はしか累計患者66人で昨年超え 半数以上は海外で感染

国立健康危機管理研究機構(JIHS)によると、感染力が強い麻疹(はしか)の感染拡大が続いている。今年に入って4月6日までの累計感染者数は66人(速報値)で、すでに2024年1年間の45人を上回っている。このうち半数以上の37人は流行している海外で感染したとみられる。国別ではベトナムが29人を占め、タイは3人、フィリピンは2人。都道府県別の感染者数は大阪が10人、神奈川と兵庫は8人、東京が7人などとなっている。
麻疹はウイルス感染により、発熱や発疹などの症状が表れる。脳炎や肺炎を起こし死亡することもある。