インドネシアの経常赤字 1~3月で10四半期連続に

インドネシアの経常赤字 1~3月で10四半期連続に

 インドネシア中央銀行が発表した2014年第1四半期(1~3月)の国際収支統計(速報値)によると、海外とのモノやサービスの取引状況を示す経常収支は41億9100万米㌦(約4270億円)の赤字だった。経常収支の赤字は10四半期連続。ただ、国内総生産(GDP)比では2.06%となり、13年第2四半期(4~6月)の4.47%を底に回復基調にある。

 貿易収支は35億4500万米㌦の黒字で、黒字幅は前期から26%縮小した。非石油ガス、石油の輸出の減少が響いた。旅行や輸送などの動向を示すサービス収支は22億1400万米㌦の赤字で、前期比約3割減少した。地元メディアなどが報じた。