東京高裁 東電旧経営陣への一審の13兆円賠償命令取り消す

東京高裁は6月6日、東京電力福島第1原子力発電所事故を巡る株主代表訴訟で、旧経営陣5人に13兆円超の賠償を命じた一審、東京地裁判決を取り消し、株主側の請求を棄却した。
高裁は、「地震発生前の時点で(巨大津波の)予見可能性があったとは認められない」と判断。東電旧経営陣の賠償責任を認めない判決を言い渡した。株主側はこの判決を不服として、最高裁に上告する方針。