ウクライナ 米に和平修正版 揺れる領土割譲

ウクライナは12月10日、ロンドンで8日行われた英国、フランス、ドイツの3カ国首脳との会談をを踏まえ20項目に絞った、和平修正版を米国に提出した。ゼレンスキー大統領が8日の会談後、ウクライナ東部のドンバス地方(ドネツク州、ルハンスク州)の割譲には応じられないと強い口調で語っていた。
だが、和平後のロシアの再侵略を防ぐために米国が提供する”安全の保証”と経済復興の模索とからみ、流動的な部分を残している模様だ。ドイツのメルツ首相は11日、修正版ではウクライナ側が領土問題で譲歩する可能性が盛り込まれていることを明らかにしている。