農林水産省は2月3日、2025年の農林水産物・食品の輸出額が前年比12.8%増の1兆7,005億円だったと発表した。13年連続で過去最高を更新した。グローバル消費市場での健康志向の高まりを背景に、世界的な和食人気の拡大が続いていることを示した。
ただ、中国が東京電力の福島第一原発処理水の海洋放出を機に、水産物輸入の全面停止措置があって、政府が2025年の輸出目標としていた2兆円の達成はならなかった。
2025年の品目別では、ブームとなった緑茶が前年の約2倍に伸びたほか、牛肉やコメなど主要20品目が過去最高を記録した。輸出相手国・地域別では、米国が13.7%増の2,762億円で首位だった。以下、2位が香港で2,228億円、3位が台湾で1,812億円、4位が中国で1,799億円だった。
政府は2030年に農林水産物・食品の輸出額を5兆円に目標設定しているが、新規輸出先や二次加工品を含めた市場開拓が課題となる。