銀行預金 首都圏に5割超集中, 相続で地方→都市部

日銀の統計によると、2025年度末の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の預金量は計523兆1,339億円に上り、日本全体の50.7%を占めた。
これは地方に住んでいた親の死去に伴い、都市部在住の子供世代に財産が相続されることなどで、結果的に人口が集中しつつある首都圏に預金が流入しているもの。預金量の地方間格差が広がれば、地方銀行の経営基盤が弱体化する恐れがある。このデータにはゆうちょ銀行や信用金庫は含まれていない。
都道府県別の預金量は東京が394兆円余と突出し、全国の約4割が集中。神奈川は約53兆円、埼玉は約38兆円、千葉は約37兆円だった。統計が残る1998年度末の首都圏の預金量は181兆7,634億円だったが、2025年度末には2.9倍に拡大。東京は3.2倍に伸びた。首都圏の預金量が全体に占める比率は1998年度末の39.3%から年々上昇している。