ASEAN中で69%の製品が競争力劣る イ工業省調べ
2015年中の東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体(=AEC)発足を控え、インドネシア工業省はこのほど、ASEAN諸国との工業製品における比較優位性の指標を公表した。これによると、インドネシア工業製品は全体の69%で競争力が劣るとの衝撃的な結果が出た。このため、経済界は競争力強化に向け、早急な対策を求めている。
AECでは域内関税の原則撤廃を目指しており、当然のことながら域内で競争力の高い企業が事業を拡大し、低い企業は淘汰される可能性もある。工業省は3998関税品目について、インドネシアが他国に比べ比較優位性があるかどうかを示す顕示的比較優位指数(RCA)や、実際に輸出額が1000万㌦を上回るか、輸入が500万㌦を下回るかどうかなどを基準に、競争力が強い製品と弱い製品に分類した。その結果、全体の69%の2748品目の競争力が弱いグループに、1250品目が強いグループに分類された。