日系人マリアムさん熱唱 パレスチナ国立オーケストラがイ公演
パレスチナ国立オーケストラは3月30、31日の両日、中央ジャカルタ・クマヨランのホール「アウラ・シンフォニア・ジャカルタ」で、インドネシア・パレスチナ友好コンサートを開いた。両日とも約400人が来場。画家の父がパレスチナ人で衣装デザイナーの母が日本人の、パリ在住のソプラノ歌手マリアム・タマリさんなど、パレスチナにルーツを持つ音楽家が集まり、約2時間にわたり、モーツァルトなどのクラシックの有名曲のほか、演奏家のオリジナル曲も演奏され、観客を魅了した。
マリアムさんは世界的指揮者のダニエル・バレンボイムなどに師事し、日本人指揮者の佐渡裕、若杉弘をはじめ国内外のオーケストラと共演してきた。今回はアンコールでインドネシアの愛国歌「タナ・アイルク」を歌い、熱い声援を受けた。同オーケストラは世界各国の楽団やオペラハウスなどで国際的に活躍する音楽家で構成され、公演のたびに臨時結成される。