カルビー 40億円投じ韓国で新工場 生産能力は倍増
カルビーは40億円を投じ、韓国にスナック菓子工場を新設する。2014年秋からポテトチップスの売り上げが急増し、生産能力が限界に達したため。新工場は16年春に稼働予定で、既存工場と合わせ生産能力(売上高ベース)は年間100億円と倍増する見込み。
カルビー 40億円投じ韓国で新工場 生産能力は倍増
カルビーは40億円を投じ、韓国にスナック菓子工場を新設する。2014年秋からポテトチップスの売り上げが急増し、生産能力が限界に達したため。新工場は16年春に稼働予定で、既存工場と合わせ生産能力(売上高ベース)は年間100億円と倍増する見込み。
いすゞ インドネシア新工場完成 生産能力2.5倍に
いすゞ自動車は4月7日、インドネシア西ジャワ州カラワンで1兆7000億ルピア(160億円)を投じ建設した小型トラックなど商用車の新工場の完成式典を執り行った。この結果、同社のインドネシアにおける年産能力は従来の2.5倍強の5万2000台となる。輸出が増えれば8万台に引き上げる方針も発表した。新工場では、まず主力の小型「エルフ」と中型「ギガ」を生産する。
国際石油開発帝石らマレーシアサバ州沖で油層を発見
国際石油開発帝石とJX日鉱日石開発は4月7日、子会社を通じてマレーシアのサバ州沖に保有する深海鉱区で、約70㍍にわたる油層を発見したと発表した。場所はサバ沖深海R鉱区と呼ばれる探鉱鉱区。水深は100~1400㍍で、面積は672平方㌔㍍。試掘井を掘削した結果、複数の地層にわたって油層の存在を確認した。今後、埋蔵量など詳細を調査する。
同鉱区の権益は、オペレーター(操業管理会社)のJX日鉱日石サバ深海石油開発とインペックス南西サバ沖石油が各27.5%、マレーシア国営石油会社ペトロナス子会社のペトロナス・チャリガリが25.0%、サントス・サバブロックRが20.0%を保有している。インペックス南西サバ沖石油は、JX日鉱日石開発の100%子会社であるJX日鉱日石サバ深海石油開発と、国際石油開発帝石の合弁会社。
昭和電工 中国の高純度アルミ箔製造拠点の増強完了
昭和電工は4月6日、アルミ電解コンデンサーの主要原料である高純度アルミ箔の中国での生産能力増強工事を完了し、4月から量産を開始したと発表した。増強工事をしたのは同社の中国の連結子会社、昭和電工アルミ(南通)有限公司(SDAN)で、従前の月産能力400㌧から600㌧に引き上げられた。
アルミ電解コンデンサーは家電製品からIT機器、電気自動車、ハイブリッド車、新エネルギー分野まで幅広く使用されているが、とくに中国ではエコカーや太陽光発電のパワーコンディショナー向けなど中高圧型の需要の伸びが見込まれている。
バンコクモーターショー受注は前年を6%下回る3.7万台
グランプリ・インターナショナルは4月6日、3月25日~4月5日開催された「第36回バンコク国際モーターショー」における自動車の販売受注台数が前年比6%減の3万7027台だったと発表した。会期中の来場者数は前年並みの170万人だった。受注台数のトップはトヨタ自動車で6144台(全体の約16.6%)で、以下、ホンダ5069台(同13.7%)、マツダ4584台(同12.4%)、いすゞ自動車4485台(同12.1%)、日産自動車4042台(同10.9%)と続いた。グランプリ・インターナショナルでは、今回は70万バーツ(約260万円)以上の中型乗用車、多目的車(MPV)、ピックアップトラックの人気がとくに高かった–としている。NNAが報じた。
旭化成ケミろ過膜 シンガポール下水回収プラントに採用
旭化成ケミカルズは4月6日、シンガポール最大の下水回収プラント、チャンギ・ニューウォータープラント第二期で同社の水処理用中空糸ろ過膜「マイクローザ」の採用が決まったと発表した。同プラントの処理能力は1日当たり28万8000立法㍍で、シンガポールの下水回収プラントでは最新・最大規模となり、稼働開始時期は10月の予定。
今回マイクローザが採用されたプラントの営業権を得たUES Holdings社は、様々な水処理用ろ過膜を幅広い観点で比較評価したうえで、採用を決定した。今回の受注により、世界最大級の水処理市場のシンガポールのニューウォーター(NEWater)でマイクローザは約60%のシェアを占めることになる。マイクローザはポリフッ化ビニリデン(PVDF)製中空糸によるろ過膜。
TYO インドネシアでジョイントベンチャー設立で合意
ティー・ワイ・オー(TYO)は4月1日、インドネシアの広告会社The First Editionの代表Hadriani Uli Tiurlda Silalahi氏と合弁会社、インドネシア法人PT.TYO FIRST EDITIONを設立することで合意したと発表した。同社は3月に統括管理会社をシンガポールに立ち上げ、海外事業を本格的に始動しており、今回のジョイントベンチャーはアジアでの戦略的M&A第1段階となる。First Editionはインドネシア国内でブランディング・コンサルティングややイベントなどのサービスを提供する現地最大規模の広告会社。新会社はこのFirst Editionの事業を順次、継承していく。
ワールドHD インドネシアで現法設立し不動産開発事業
ワールドホールディングス(福岡市博多区)は4月1日、インドネシアに現地法人ワールドデベロップメント インドネシアを設立し、同社初の海外不動産開発事業を開始すると発表した。日本人駐在員向けのサービスアパートメント(マンスリーマンション)事業を近く立ち上げる。今回設立した現地法人の資本金は50万ドル。ワールドHD子会社のワールドレジデンシャル(東京都港区)が70%、同ワールドアイシティ(仙台市青葉区)が30%を出資。
ジャカルタ市内とジャカルタ東部工業団地に日本人向けアパートメントを設置する。島数などは今後決める。現地には日系企業が数多く進出しているが、駐在員が満足できる宿泊施設が不足しているため、中長期滞在者向け施設を建設して業容を拡大する。将来は現地向けの住宅開発も進める。
ジェトロ 海外企業誘致4年で1.5倍に 農水産物輸出増も
日本貿易振興機構(ジェトロ)は、今後4年間(2015~18年度)で海外からの企業誘致件数を11~14年度の4年間に比べて1.5倍の470件以上に増やす目標を決めた。中期計画に盛り込んだ。海外勢の誘致を増やし、国内経済の成長と日本企業の海外進出のきっかけづくりにしたい考えだ。輸出面では農林水産物の輸出を増やしていく計画だ。海外では日本食ブームなどを背景に、日本の水産品や加工食品なども人気を集めている。今後4年間の輸出契約(金額ベース)の目標を、これまでの4年間の約2倍の520億円以上としている。
スズキ ミャンマーに乗用車新工場建設 17年にも稼働
スズキは、ミャンマーに乗用車の新工場を建設する。ヤンゴン南東のティラワ工業団地に土地を確保した。2015年秋にも着工し、17年の稼働を目指す。同国における同社2カ所目となる生産拠点の稼働で、生産能力を5倍以上に引き上げる。主要部品を輸入して組み立て、当初は年1万台前後を生産していくもよう。投資額は数十億円程度とみられる。スズキは民主化後の13年春までに、10年末にいったん清算した同国国営企業との合弁会社の操業を再開し、現在ミャンマーに唯一の自動車工場として小型トラック「キャリィ」を月150台程度を生産している。日本経済新聞が報じた。