竹中工務店 チャンギ空港第1ターミナル拡張工事受注
竹中工務店は3月3日、シンガポールのチャンギ国際空港の第1ターミナルの拡張工事を受注したと発表した。受注額は約280億円。3月から着工し2019年の完成を目指す。13年末に受注し現在工事中の第4ターミナル新築工事(約800億円)と合わせると受注額は1000億円を超える。
竹中工務店 チャンギ空港第1ターミナル拡張工事受注
竹中工務店は3月3日、シンガポールのチャンギ国際空港の第1ターミナルの拡張工事を受注したと発表した。受注額は約280億円。3月から着工し2019年の完成を目指す。13年末に受注し現在工事中の第4ターミナル新築工事(約800億円)と合わせると受注額は1000億円を超える。
インドのマルチ・スズキ2月販売8%増の10.8万台
インドの主要自動車メーカーは3月2日、2月の国内乗用車販売台数(UV、バン含む)を発表した。最大手のマルチ・スズキは前年同月比8.2%増の10万7892台だった。輸出と合わせた販売台数は8.7%増の11万8551台となった。小型セダン「ディザイア・ツアー」が95.7%増の2552台と好調。輸出は14.0%増の1万659台だった。
トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は16.9%増の1万1802台だった。輸出は小型セダン「エティオス」が24.6%増の1478台。タタ・モーターズは21.6%増の1万3767台だった。輸出は15.6%減のの3911台。ヒュンダイ・モーター・インディアは9.7%増の3万7305台と好調だった。輸出は17.5%減の1万307台。NNAが報じた。
BKPMが投資窓口一元化で日系企業に説明会
インドネシア投資調整庁(BKPM)は3月2日、日系企業向けに現在、同庁が推し進めている投資手続きの窓口一元化「ワンストップサービス」についての説明会を同庁で開いた。これは国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(ジェトロ)、ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)が共催して開かれたもので、参加した日系企業関係者100人近くを前に、BKPMはじめ商業省、工業省、労働省、法務人権省の担当者らが投資に関する許認可などについて説明した。
BKPMは22の省庁や期間から許認可担当者計77人をBKPMに集めて窓口を一元化したことや、自治体の窓口も今後統合する方針と説明した。また、実施が予定されている外国人労働者に対するインドネシア語のテストについて、労働省の担当者は「オンラインでの受験にする方向で議論を進めている」と述べた。じゃかるた新聞が報じた。
王子HD インドに重量物包装用段ボール会社設立
王子ホールディングス(HD)は2月27日、インドのニューデリー郊外ウッタル・プラデーシュ州グレーターノイダに重量物包装用段ボール会社を設立すると発表した。新会社はOji Interpack India Private Limited.で、資本金は2800万インドルピー(約5600万円)。王子グループが100%出資する。4月に設立し、7月に営業開始する予定。年々増加するインドにける二輪車の増産に伴う、周辺諸国への完成車および部品の輸出増による包装需要に応える。
武田薬品 シンガポールに主要機能を集約した新オフィス
武田薬品は2月25日、シンガポールのバイオポリスに新たなオフィスを開設したと発表した。新オフィスにはEmerging Markets Business Units の拠点、アジア武田開発センターPte.Ltd.、Vaccine Business Units など同社の主要な機能が集約される。
高島屋・トランスコスモス シンガポールで卸売事業
高島屋と電子商取引(EC)システム構築大手のトランスコスモスは2月27日、アジアのEC小売業者向けに日本の商品を供給する合弁会社「タカシマヤ・トランスコスモス・インターナショナル・コマース(TTIC)」を3月3日付で、シンガポールに設立すると発表した。資本金は1730万シンガポール㌦(約15億2000万円)で、出資比率は高島屋51%、トランスコスモス49%。取扱商品は雑貨や文具、子供用品、化粧雑貨、菓子類など食料品、美術・工芸品、建築部材などを想定。両社が持つ強みとノウハウを持ち寄る。自力での市場開拓が難しい日本の中小企業と、アジアの店舗を結ぶ橋渡し役となる。高島屋が海外でこうした卸売事業を本格展開するのは初めてという。
スズキ インドネシアからスクーターの輸出開始
スズキは2月27日、インドネシアで生産した「アドレス110」(排気量110cc)の輸出を開始した。同国からスクーターを海外向けに出荷するのは初めて。東南アジアを中心に日本や欧州、オセアニア向けに初年度は完成車(CBU)と完全組立車(CKD)併せて3万台を出荷する。。アドレス110は、インドネシアの製造子会社スズキ・インドモービル・モーター社が西ジャワ州ブカシの工場で生産する。
輸出先は24カ国。2016年3月期の輸出台数は15万台を見込む。このうちアドレス110は2割を占める見通し。18年には20万台に引き上げる計画。14年3月期の輸出台数は全車種で計11万4000台だった。なお、同日開かれたスクーター初出荷を祝う式典には、インドネシア政府からサレ・フシン工業相、ラフマット・ゴーベル貿易相らが出席した。
アルプス技研 4月にミャンマー・ヤンゴンに支店開設
技術者派遣などのアルプス技研(横浜市西区)は2月27日、4月にミャンマーの最大都市ヤンゴンに支店を開設すると発表した。場所はヤンゴン中心部のヤンキン郡区を予定。資本金は5万米㌦(約600万円)で、アルプス技研が全額出資する。日本はじめ中国、台湾などで培ったノウハウを生かし、ミャンマーで事業拡大を目指す。
ホンダ ベトナムから二輪車の輸出倍増目指す
ホンダはベトナムで生産した二輪車の輸出を、2015年は前年比2倍の10万台に増やす。ミャンマーなど二輪車市場の黎明期にある東南アジア地域へ販売攻勢をかける。ベトナムを二輪車の輸出基地に育てながら、アジア周辺国でベトナムやタイ、インドネシアに続くトップシェアの獲得をめざす。
ホンダは現在、ベトナムから日本へは排気量50ccのスクーター、欧州へは100cc超のスクーターを中心に世界各地へ輸出している。14年の輸出実績は約4万台だった。15年はミャンマーやラオスなど新興国市場を中心に伸ばす。14年11月末からベトナムで3カ所目となる新工場で生産を始めた。その結果、同国での生産能力は計200万台規模に増えた。生産車種は50~100ccのスクーターが中心だ。ホンダはベトナムの二輪車販売台数で7割のシェアを持つが、同国の総需要はピーク時の350万台から270万台程度まで落ちている。このため、輸出拠点としての稼働を急ぐ。日経産業新聞が報じた。
アークレイ フィリピン工場で医療機器生産増強
医療機器メーカーのアークレイ(京都市中京区)は2月25日、フィリピン工場(バタンガス州セントトーマス市)を増設して糖尿病などの検査機器の現地生産を始めると発表した。増設部分の建屋は約5000平方㍍。2015年11月に完工、16年4月から稼働開始の予定。投資額は非公表。物流棟も新設して、同工場の建屋面積を従来の約2.5倍に広げる。
経済成長に伴い、糖尿病などの生活習慣病患者が増えつつある東南アジア諸国へ、医療機器製品を供給する海外主力工場の一つの位置付ける。アークレイの生産拠点はフィリピンのほか日本、中国(2カ所)、米国、英国、ロシアの6カ国にある。