米国のバイデン大統領は6月18日、近く中国の習近平国家主席と米国向け中国製品や台湾問題について協議することを明らかにした。電話やテレビ会議形式で行われる見込み。実現すれば米中首脳会議は、3月18日に行われたテレビ会議以来となる。
WTO 6年ぶり閣僚宣言を採択 食糧危機対応で一致
日本 カンボジアの若手行政官の学位取得を支援
日本 フィリピンの医療器材などに7.1億円を支援
進む世界分断浮き彫り アジア安全保障会議閉幕
日中防衛相会談 現状変更の試みに「強い懸念」懸念
岸信夫防衛相は6月12日、訪問先のシンガポールで中国の魏鳳和国務委員兼国防相と会談した。この会談で岸氏は、日中間には安全保障上の問題を含め多くの懸念材料があることを指摘し、とりわけ中国が沖縄県・尖閣諸島周辺を含む東・南シナ海で、力を背景とした一方的な現状変更の試みを継続していることに「強い懸念」を伝え、自制を求めた。
両氏は自衛隊と中国軍幹部間のホットライン(専用電話)の早期開設に向け、調整を加速させることで一致した。そして今後、率直な意見交換を通じ、両国間の協力関係を強化するとともに、建設的で安定的な関係の構築を目指す意向を示した。
日中防衛相の対面での会談は、2019年12月以来2年半ぶり。