JRA G13勝の快速先行馬タイトルホルダーが引退

日本中央競馬会(JRA)は1月5日、2022年の天皇賞・春などG1レースで3勝を挙げたタイトルホルダー(6歳牡馬)の競走馬登録を同日付で抹消したと発表した。同馬は先行、逃げのパターンのレースを得意とし、中長距離のレースでは堅実な走りを見せ、上位入線しドカ負けすることはほとんどなかった。今後は北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬になる予定。同馬の戦績は18戦7勝で、獲得賞金は10億6,875万1,000円(付加賞含む)。

石川県志賀町の津波の高さ推定4.2m 東大チームが分析

東京大学地震研究所などのチームは1月4日、石川県志賀町の漁港で能登半島地震による津波が陸上を遡上した高さは推定約4.2mだったと発表した。同チームは2日から志賀町や輪島市で海岸の隆起などを調査。志賀町の赤崎漁港では倉庫の外壁に残っていた津波の痕跡や、陸上に打ち上げられていた漁具や漂流物など総合的に考えわせると、津波は高さ約4.2mまではい上がってきたと分析した。
津波は海岸に到達後、陸上ではさらに高くはい上がるため、漁港到達時に観測された津波の高さとは異なるという。

石川県内の避難所でインフルや新型コロナ感染者増加

1月5日午前10時から開かれた石川県の災害対策本部会議で、被災地の自治体から避難所でインフルエンザや新型コロナの感染者が増えていることが報告された。これを受け、馳浩知事は「一刻も早く生活インフラを確保するとともに、避難所での環境の改善および生活支援に最大限に対応する必要がある」と述べ、高齢者など配慮が必要な人のため二次避難所や仮設住宅の設置を急ぐよう指示した。

能登地震で3学期の始業, 中高入試延期も選択肢 文科省

文部科学省は1月4日、能登半島地震被災地での学校運営の注意点をまとめ、都道府県教育委員会などに通知した。この要点は①安全が確保されるまで新学期の開始を遅らせたり、中高の入試を延期することも選択肢として検討すること②学校施設や通学路の安全確保を優先し、3学期開始は柔軟に判断すること③全国度の地域でも、被災地から転入希望があった場合は速やかに受け入れる態勢を整えることーなど。

写真家・篠山紀信さん死去 83歳 「激写」の流行語も

写真家の篠山紀信(しのやま・きしん、本名=みちのぶ)さんが1月4日、死去した。83歳だった。東京生まれ。1991年に発表した女優の樋口可南子さんや宮沢りえさんのヌード写真集は一大ブームとなったほか、歌手の山口百恵さん歌舞伎の坂東玉三郎さんらスターたちの魅力を斬新に表現し、「激写」シリーズの流行語をつくった。このほか、ジョン・レノンのアルバム「ダブル・ファンタジー」のジャケットや落語などの撮影も手掛けた。毎日芸術賞、菊池寛賞など受賞多数。妻は元歌手の南沙織さん。

警察庁 交通事故死者が8年ぶり増加 23年は2,678人

警察庁は1月4日、2023年の交通事故死者数が前年比68人増の2,678人だったと発表した。2016年から減少が続いていたが、8年ぶりに前年を上回った。交通事故の発生件数(速報値)は30万7,911件(前年比7,072件増)、負傷者数(速報値)は36万5,027人(同8,426人増)で、いずれも2004年以来19年ぶりに増加した。
死者数を都道府県別にみると、最多は大阪府の148人(前年比7人増)で2年連続の全国ワーストとなった。以下、愛知県145人(同8人増)、東京都136人(同4人増)と続いている

関西広域連合 能登半島地震で石川県庁に「現地支援本部」

関西圏の自治体でつくる関西広域連合は、今回の能登半島地震を受け、被災地のニーズなどを把握して支援を行うため、石川県庁の「現地支援本部」を設置することになった。1月4日開いたオンライン会議で決めた。現地支援本部では被害状況や、支援のニーズなどの情報を収集したり、支援を実施する際に必要な調整を行う。同連合で広域防災担当を務める兵庫県などがローテーションを組んで職員を派遣する。

首相 能登地震対応で石川県庁に”ミニ霞が関”審議官級派遣

岸田首相は1月4日、能登半島地震への対応に関して、石川県庁に各府省の審議官級の幹部を派遣「県庁に”ミニ霞が関”をつくる。現地のニーズをしっかり把握できるし、判断も的確・迅速にできる」との考え方を明らかにした。BS番組内で語った。また、被災した市町にも自治体に出向して副市長などを務めた経験がある国の職員らを送ると言明した。

豊洲の初競り1番マグロに前年の3倍超の1億1,424万円

東京・豊洲市場(所在地:江東区)で1月4日、新春恒例の初競りがあり、青森県大間産の238kgのクロマグロが1匹1億1,424万円の最高値で競り落とされ、”一番マグロ”となった。2023年の初競りの一番マグロ3,604万円の3倍を超える値が付いた。競り落としたのは仲卸大手、やま幸(所在地:東京都江東区)。同社が落札したのは4年連続となった。