クレディセゾン シンガポールで現地法人設立

クレディセゾン シンガポールで現地法人設立

 クレジットカード大手のクレディセゾン(東京都豊島区)は5月19日、シンガポールに現地法人Credit Saison Asia Pacific Pte.Ltd.を設立したと発表した。将来的に収益基盤の柱として、成長著しい東南アジア諸国連合(ASEAN)地域や中国における海外事業の展開を加速するため。また、インドネシアのジャカルタ市に駐在員事務所を開設したことも明らかにした。

    シンガポールの現地法人はASEANのハブ拠点として、東南アジア事業を統括する。東京と比べて鮮度の高い情報や人的リソースが集約していることを活用し、各国のマーケットへの参入を加速させるための戦略基地として各国拠点をバックアップする。インドネシアでは中長期的に、富裕層や中間層の増加による消費行動の活性化と、それに伴うリテールファイナンスのニーズの高まりが期待されており、リテールファイナンス事業への参入を視野に入れている。

JBIC アサヒ通信のインドネシア事業に協調融資

JBIC アサヒ通信のインドネシア事業に協調融資

 国際協力銀行(JBIC)は、アサヒ通信(福島市)のインドネシア法人「PT.Asahi Best Base Indonesia(ABBI)」との間で融資金額50万米㌦(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結した。本融資は東邦銀行との協調融資によるもの。ABBIが西ジャワ州ブカシで行う二輪車用ワイヤーハーネス製造設備の増設に必要な資金を供給する。レスポンスが報じた。

 

シンフォニアテクノロジー インドネシアで事業拡大へ

シンフォニアテクノロジー インドネシアで事業拡大へ

 シンフォニアテクノロジー(旧神鋼電機、東京都港区)は5月15日、2012年10月、インドネシア・ジャカルタに開設した駐在員事務所を5月30日より現地法人に格上げし、子会社の「PT.SINFONIA TECHNOLOGY INDONESIA」として開業すると発表した。授権資本は140億ルピア(約1億2500万円)で払込資本は35億ルピア。タイや日本の生産拠点から製品を輸入。鋳造業界や自動車、電子機器向けパーツフィーダ、航空機用電源車、鉄鋼業向け産業車両などの拡販を見込む。同法人の売り上げ計画は初年度3億円、4年後の17年度15億円を目標としている。

 シンフォニアテクノロジーは17年度までの中期経営計画で海外売上高比率を13年度の2割から17年度に3割に引き上げる計画で、中国と東南アジアを最重要地域と位置付けている。海外ではインドネシアのほか、中国、シンガポール、タイに現地法人を置いている。

マツダ マレーシアの専用の組立工場が完成

マツダ マレーシアの専用の組立工場が完成

 マツダは5月16日、マレーシアケダ州クリムの車両組立工場が完成したと発表した。同工場においてマレーシアおよびタイ向けの多目的スポーツ車(SUV)「マツダCX-5」の量産を開始する。新工場は同社が生産を一部委託している現地企業イノコム社の工場敷地内に設けた。マツダ車専用の工場で、年内に「Mazda3」(日本名「マツダ アクセラ」)の生産も始める。工場への一連の投資額は合計約1億リンギット(約30億円)で、両工場でのマツダ車の年間生産能力は約2万台。

水ing ベトナムで水道施設を受注 円借款事業で

水ing ベトナムで水道施設を受注 円借款事業で

 三菱商事、荏原、日揮が共同出資する総合水道事業会社の水ing(スイング、東京都港区)はベトナム北部のビンフック省で上水道施設の建設工事を受注した。国際協力機構(JICA)による円借款事業。韓国企業と共同事業体を組み、受注額は全体で約38億円。工業団地や家庭に1日3万立方㍍の上水を供給する。2016年4月の完成を目指す。ベトナムを対象とした水処理分野の円借款事業で日本企業が受注するのは10年ぶりという。

 水ingは現地の資材や人材を活用して価格を抑え、完成後に運転管理を支援することも盛り込んで高い評価を得た。同分野ではここ数年、価格競争力で勝る韓国や欧州勢の受注が続いていた。日本経済新聞が報じた。

阪和興業 インドネシアニッケル銑鉄プラントへ出資

阪和興業 インドネシアニッケル銑鉄プラントへ出資

 阪和興業は5月14日、中国大手ステンレスメーカーの青山鋼鉄集団が主導するインドネシア・スラウェシ島でのニッケル銑鉄製造メーカー、印尼広青・業有限公司に一部出資すると発表した。青山鋼鉄集団は2013年からインドネシアのニッケル鉱山会社とニッケル銑鉄製造のための合弁会社を設立し、第1期工事を進めている。

    阪和が出資する新会社は、第1期に続く第2期プロジェクトにあたる。第1期はニッケル純分ベースで年間3万㌧、第2期は年間6万トンの生産予定。第1期プロジェクトは15年早々に稼働、第2期プロジェクトは5月中に起工し、16年1~3月の生産開始を予定している。

 

ANAカーゴ 那覇発シンガポール着の貨物便就航

ANAカーゴ 那覇発シンガポール着の貨物便就航

 全日空(ANA)の貨物部門、ANAカーゴは5月14日、沖縄・那覇空港とシンガポール・チャンギ国際空港を結ぶ貨物路線の運航を開始した。ANAカーゴは中型の貨物専用機、ボーイング767-300F型を使用し、片道週6便を運航する。シンガポールから日本への帰路は成田着となる。

 今回の新路線就航はANAの沖縄貨物ハブ便の強化策の一環で、現在の電子部品など工業用製品主体の輸送貨物に加え、今後はチャンギ空港の冷凍・冷蔵機能を有する保管施設を活用した生鮮食料品の取り扱いも拡大していくとしている。

 ANAは13年7月、東南アジア、南アジア方面に注力するため貨物事業のアジア拠点を従来の香港からシンガポールに移している。その結果、13年に扱ったシンガポール発着の貨物輸送量は前年比53%増となった。

インドネシア1~4月新車販売9%増の43万5000台

インドネシア1~4月新車販売9%増の43万5000台

 インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、同国の1~4月の新車販売台数(出荷ベース、確定値)は前年同期比9%増の43万5382台だった。主力の低価格帯の多目的車(LMPV)やエコカー政策(LCGC)の適合車が伸びをけん引した。

   上位5社をみると、2ケタの伸びとなったのが2位ダイハツ工業(前年同期比16.5%増の6万7142台)、3位スズキ(同12.4%増の5万6020台)、5位ホンダ(同46.7%増の4万9104台)が好調だった。首位のトヨタ自動車は15万2807台、4位三菱自動車は5万4615台でそれぞれ6.4%、4.2%の1ケタ台の伸びにとどまった。9位の米ゼネラル・モーターズ(GM)のシボレーが5724台と135.6%増となったのが目を引いた。

関西ペイントがマレーシアの塗料会社を子会社化

関西ペイントがマレーシアの塗料会社を子会社化

    関西ペイント(大阪市中央区)は5月15日、マレーシアの完全子会社カンサイ・コーティングス・マレーシア(KCM)を通じて現地の塗料会社PLCラボラトリーの株式を取得、子会社化したと」発表した。KCMがPLCの発行済み株式を取得して、出資比率を76%とした。取得額は非公表。株式取得に伴ってKCMはPLCを子会社化し、社名をカンサイPLCに変更する。PLCの所在地はスランゴール州で1995年設立。プラント向け重防食塗料を中心に、床用塗料、防水材などの分野に強みを持っている。

韓国初のリニアモーターカーの試運転 仁川空港線で

韓国初のリニアモーターカーの試運転 仁川空港線で

 現代テロムは5月14日、7月中旬に営業運転を開始する予定の韓国初のリニアモーターカーの試運転を行ったと発表した。走行場所は空港鉄道、仁川国際空港~龍遊駅の6.1㌔㍍の区間。韓国の独自技術で開発された車両は車輪のギア、ベアリングなどの回転体が不要なため、運営費の8割を占める維持保守費と人件費の削減が可能になるという。NNA              が報じた。