外国人犯罪 ベトナム人2,500件突破し最多 中国人抜く

外国人犯罪 ベトナム人2,500件突破し最多 中国人抜く

警察庁によると、2015年に全国の警察が摘発した外国人(永住者除く)刑法犯の事件のうち、ベトナム人によるものが2,556件(2014年1,972件)に達し、国籍別でこれまで最多だった中国人を抜き1位となった。
外国人犯罪の摘発件数が2005年をピークに減少する中、ベトナム人による犯罪は急増している。国別では中国人2,390件、ブラジル1,282件と続いている。凶悪犯(殺人、強盗、放火、強姦など)に絞っても総数142件のうち、ベトナム人が34件で最多だった。

パナマ文書に小室氏など700人を超える日本人の名前

パナマ文書に小室氏など700人を超える日本人の名前

複数のメディアによると、700人を超える日本人の名前が「パナマ文書」に載っていることが分かった。
音楽プロデューサー、小室哲哉氏、人気漫画「キャンディ・キャンディ」で知られる漫画家のいがらしゆみこさんなど、英領バージン諸島をはじめカリブ海のタックスヘイブン(租税回避地)にある会社の役員として載っていた。その他、一般市民の人の名前もあった。政治家の名前は確認できなかった。
小室氏、いがらしさんらは詳細な事情は全く知らされておらず、これら一般市民を含めたかなりの数の人が、第三者が勝手に名前を使ったのではないか-とみられている。

難民申請 9月末時点で最多の7,926人””偽装が急増

難民申請 9月末時点で最多の7,926人”偽装”が急増

法務省のまとめによると、2016年9月末時点で難民認定の申請数が7,926人に達し、過去最多だった2015年1年間の7,586人を更新したことが分かった。一方、難民認定されたのはわずか6人(2015年27人)にとどまっており、同省は多くが難民には該当せず、東南アジアなどからの就労目的の”偽装申請”とみている。
日本の難民認定制度は2010年の改正で、申請6カ月後から一律に就労できるようになった。だが、現実には就労目的の偽装申請が急増。2011年以降、過去最多を更新し続けており、今のペースで推移すると、今年は申請数が初めて1万人を超える可能性がある。

列車脱線事故で110人超死亡 インドで14車両が横転

列車脱線事故で110人超死亡 インドで14車両が横転

インド北部ウッタルプラデシュ州で11月20日、列車が脱線し、地元メディアによると116人が死亡、200人近くが負傷した。死者はさらに増える可能性がある。
報道によると、午前3時(日本時間同6時半)ごろ、同州プクラヤン近郊で列車が脱線し、車両14両が横転し、大破した。事故を起こしたのは中部インドールと東部パトナを結ぶ急行列車で、当時は乗客約500人の多くが眠っていたとみられる。メディアは整備不良が原因との見方を伝えている。時事通信などが報じた。

「世界トイレの日」世界で25億人がトイレない生活

「世界トイレの日」世界で25億人がトイレない生活

11月19日は国連で制定されてから初めて迎える「世界トイレの日」だった。世界各地で、トイレが使えていない生活の、命に関わる深刻さを考え、普及を訴える日となった。
世界の人口約69億人のうち、3分の1以上にあたる25億人がトイレがない生活を強いられている。例えば、インドでは2011年時点で全体の約65%がトイレを使えておらず、6億2,000万人が屋外排泄をしている。
ユニセフは、トイレが使えないことは子供の健康と成長に深刻な影響を及ぼしていると指摘。そのユニセフが今年発表した統計によると、安全な水やトイレ、衛生習慣がないことで、5歳未満の子供たちが下痢を患い、その結果、感染症などにより毎日、約1,600人の子供たちが命を失っていることが分かった。

日印首脳 新刊車両工場を見学 技術力をアピール

日印首脳 新幹線車両工場を見学 技術力をアピール

安倍晋三首相は11月12日、訪日中のインドのモディ首相とともに神戸市を訪れ、川崎重工業兵庫工場(神戸市兵庫区)の新幹線車両工場を案内した。日本の新幹線の技術力の高さをアピールし、インド国内の高速鉄道での新幹線方式拡大に向けた、いわばトップセールスだ。
両首脳は、東北新幹線に導入されているE5系「はやぶさ」の製造現場や納品前の車両内を見て回った。川崎重工業の金花芳則社長らが車両の製造工程や性能パネルを使って説明し、モディ首相は真剣な表情で耳を傾けていた。

朴大統領に退陣求めソウルで26万人 各地で抗議デモ

朴大統領に退陣求めソウルで26万人 各地で抗議デモ

韓国各地で11月12日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める大規模な抗議デモが行われた。
ソウル中心部の光化門(クァンファムン)周辺のデモには主催者発表で100万人、警察発表で約26万人が参加した。1週間前のデモから5倍以上に膨れ上がった。韓国メディアは1987年の民主化以降、最大規模と伝えている。
デモは過去2回と同様、労働組合と市民団体の主導だが、今回は野党が初めて組織的にデモに加わり、朴大統領退陣の圧力を強めた。

インド新幹線 23年に開業を確認 安倍・モディ両首相

インド新幹線 23年に開業を確認 安倍・モディ両首相

安倍晋三首相とインドのモディ首相は11月11日会談し、日本の新幹線方式を採用したインドの高速鉄道を2023年に開業することを確認した。
今回の高速鉄道の対象の路線はインド西部のムンバイ-アーメダバード間(約500㌔㍍)で、両国は2015年12月に両首脳が新幹線方式を採用することで合意していた。今回の会談で工期を詰め、2016年中に設計、18年に着工し、23年に開業することを決めた。
安倍首相は会談後の会見で「日印新時代に象徴的な高速鉄道。インドの高速鉄道の実現が新たな経済成長の起爆剤になることを期待している」と述べた。同国には、他の複数の路線にも日本の鉄道技術の採用を働きかけていく。
一方、モディ首相は「インド経済は製造業と投資の集積地になることを目指している。日本は不可欠なパートナーだ」と語った。
日本は鉄道技術を通じ、製造業の基盤強化を目指すインドを、人材育成を含め支援する。

インド新幹線 日本モデルを2023年に完成へ

インド新幹線 日本モデルを2023年に完成へ

日本とインド両政府が、日本の新幹線方式採用によるインド高速鉄道計画について、2018年に着工し、2023年に完成させることで合意する見通しとなった。11月11日に東京で行われる首脳会談で確認する。日本が進める「パッケージ型インフラ輸出」の新幹線分野の目玉案件で、今回具体的な工期が初めて決まる。政府関係者が明らかにした。
18年に着工するのはインド西部のムンバイ-アーメダバード間(約500㌔㍍)。建設だけでなく、運営ノウハウなども包括的に提供するパッケージ型として、運行技術者などの確保に向けて、インドの国有鉄道職員ら約4,000人を現地や日本で育成する。総事業費約1兆8,000億円を低利の円借款で供与することも正式に決める見通し。

深刻な大気汚染のインド首都、全校が3日間休校に

深刻な大気汚染のインド首都、全校が3日間休校に

AFP時事によると、近年で最悪規模の大気汚染に見舞われているインドのデリー首都圏のアルビンド・ケジリワル デリー首相は11月6日、首都ニューデリー市内のすべての学校を7日から3日間休校、すべての建設および解体作業を5日間中止すると発表した。さらに市民に対し、できる限り室内にとどまり、可能ならば在宅勤務とするよう呼び掛けた。
ニューデリーは都市化が急激に進んだ結果、ディーゼルエンジンや石炭火力発電所、産業廃棄物に起因する大気汚染が進み年々、大気環境が悪化している。