インドネシア禁輸でフィリピンのニッケル鉱石急騰
フィリピンのニッケル鉱石の価格が2013年秋に比べて約2倍に急騰している。世界最大のニッケル鉱石産出国のインドネシアが禁輸を実施していることで、フィリピンが代替調達先としての注目が集まっているもの。同国からの調達を拡大しつつある日本の非鉄製錬各社にとっては原料コストの負担増につながる頭の痛い事態だ。
2013年10月に1㌧当たり30~35㌦だったニッケル鉱石(品位1.8%)のスポット価格は14年3月には50~55㌦、そして足元では60~65㌦へと上昇しているという。ブルームバーグなどが報じた。