上川陽子外相は10月31日、閉鎖中の国際協力機構(JICA)ウクライナ事務所を11月1日に再開すると発表した。JICAは日本のODA(政府開発援助)の実施機関として2017年1月、首都キーウに同事務所を開設。邦人職員がウクライナODA事業の形成・実施に携わってきた。ロシアによるウクライナ侵攻後、首都キーウの事務所を一時閉鎖していた。政府は2024年初めに、日本でウクライナ経済復興推進会議を開く予定。
供給網づくり「G7の枠超え」連携を 貿易相会合で声明採択
福田康夫元首相 中国副主席と北京で会談 文化交流推進で一致
習近平氏「一帯一路」首脳会議で成果強調 質へ転換めざす
中国・広州交易会10/15開幕 3万社弱が出展 貿易商談会
政府 処理水巡りロシアと対話 水産物の安全性説明
ゼレンスキー氏 安保理でロシアを批判 独自和平案を提示
ウクライナのゼレンスキー大統領は9月20日、同国を巡る国連安全保障理事会の特別会合に出席し、自国への侵攻をを続けるロシアを批判した。また、独自の和平案を提示するとともに、国連改革についても言及した。
和平案についてゼレンスキー氏は、独立直後の「ウクライナの1991年時点の国境までロシア軍とロシア艦隊が完全に撤退するよう呼び掛ける」と述べた。そのうえで、ウクライナによる自国国境と、黒海とアゾフ海を含む排他的経済水域(EEZ)の完全な管理再開を求めた。
また「国連総会に安保理で行使された拒否権を覆す力を与えるべきだ」と訴えた。このほか、安保理について、アジアがより幅広く代表されるべきだと指摘。「日本やインド、イスラム諸国が常任理事国として参加できないのは異常だ」などと語った。