日本 カンボジアの上水道拡張などに48億円の無償資金協力

日本政府は、カンボジアのスバイリエン市の上水道拡張と地雷除去および地雷被害者支援に合わせて47億8,600万円限度とする無償資金協力する。
内訳はスバイリエン市の上水道拡張計画に供与限度額27億8,600万円、第二次統合的地雷除去および地雷被害者支援に供与額20億円。
これらの支援により、スバイリエン市の給水人口を約2万4,000人から約5万6,000人に増加させるなど、同市住民の生活の質向上に寄与する。また、同国で地雷の問題が深刻なバッタンバン州で2025年までに同州に残存する地雷の完全撤去の達成を目指す。

国連総会でロシアを非難する決議141カ国の賛成で採択

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる国連総会の緊急特別会合が3月2日、米国ニューヨークの国連本部の総会議場で行われ、ロシアを非難し、軍の即時撤退などを求める決議案が、欧米や日本など合わせて141カ国の賛成多数で採択された。この結果、ウクライナ情勢をめぐるロシアの国際的な孤立がいっそう際立つ形となった。

侵攻後”初”代表団が停戦協議 交渉継続で合意も不透明

ロシアの軍事侵攻後初のロシア・ウクライナ双方の代表団による停戦協議が、2月28日夜から3月1日にかけおよそ5時間にわたって行われた。今後も交渉は継続することで合意した。両国代表団は持ち帰って検討し、近く第2回目の協議が行われる予定。ただ、双方の主張には大きな隔たりがあり、停戦合意に至るかは全く不透明だ。

国連総会 2/28に特別会合 安保理の機能不全受け

国連の安全保障理事会は2月27日、ロシアによる軍事侵攻をめぐり、国連総会の緊急特別会合を開くための決議を採択した。ロシアの拒否権発動による安保理の機能不全に対応した措置で、28日から開く。米国などが主導し、侵攻を非難する総会決議の採択を目指す。
総会決議に法的拘束力はないが、安保理と異なり拒否権の制度はない。国際社会の総意を示し、ロシアの孤立を印象付けるのが狙い。

米欧がロシアを国際決済網から排除 追加制裁で急転合意

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が加速し事態が一段と深刻化する中、米欧は2月26日、ロシアを国際的な資金決済網から排除する追加の金融制裁を科すことで合意した。各国政府が発表した。これまで段階的に制裁を強めてきたが、さらに大規模な制裁が必要と判断した。慎重姿勢だった欧州連合(EU)が強硬姿勢に転じた。
今回の措置により、国際決済網の国際銀行間通信協会(SWIFT)からロシアの大手銀行などを排除する。SWIFTから排除された銀行は、ロシア国外のすべての国との送金が事実上できなくなる

国連 ウクライナに人道支援 23億円の拠出発表

国連のグテレス事務総長は2月24日、ロシアによる武力侵攻を受けるウクライナの人道支援のため、国連中央緊急対応基金(CERF)から即時に2,000万ドル(約23億円)を拠出すると発表した。
国連によると、ウクライナには国連職員が1,500人ほど駐留している。グテレス氏は「ウクライナを支持するために、国連とその人道支援パートナーは同国にとどまって支援することを約束する」と強調。そのうえで、プーチン大統領に対し「軍事作戦を止め、軍をロシアに戻すことを再び要請する」と訴えた。

G7首脳が緊急声明 ロシアに「厳しい協調された制裁」実施

主要7カ国(G7)首脳は2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、G7議長国のドイツが招集し、テレビ会議形式で緊急協議を行った。共同声明では、ロシアによる侵攻を「深刻な国際法違反」だと批判し、「G7として厳しい協調された経済・金融制裁を実施する」とした。
米欧にとって、ロシアによるウクライナ侵攻は主権や領土の保全といった原則を踏みにじり、力による現状変更を試みる看過できない動き。このため、「この危機はルールに基づいた国際秩序への深刻な脅威で、その影響は欧州にとどまるものではない」とした。
そのうえで、「プーチン大統領は欧州大陸に再び戦争を呼び戻した」と個人名を挙げて批判。ドイツのショルツ首相は「戦争を決めたのはロシア国民ではなく彼ひとりだ。全責任を負うのは彼ひとりだ。これはプーチンの戦争だ」とプーチン氏を厳しく批判した。
G7各国はすでにロシアの一部金融機関との取引制限や個人の資産凍結などを決めている。ただ、制裁対象が限られ、大きな効果は期待できないとの声が多かった。今回のウクライナへの侵攻で情勢が劇的に変化したことを受け、G7各国はさらに大規模な厳しい制裁を矢継ぎ早に打ち出していく。日本も金融や輸出制限などの分野で米欧と足並みをそろえる。

G7外相が緊急協議 ロシアに制裁含め「厳しい対応」

主要7カ国(G7)の外相は2月22日、ロシアのプーチン大統領がウクライナの東部の親ロ派支配地域の独立を承認したことを受け、電話でおよそ45分間、緊急協議した。その結果、ロシア側の一連の行動については「強く非難する」と強調。そのうえで、「ウクライナの主権と領土の一体性を侵害し国際法に違反する行動だ」との認識で一致し、制裁を含む対応で連携する方針を確認した。

”統制”色濃い五輪に終始 遠かった「平和の祭典」ムード

北京冬季五輪は2月20日、閉幕した。新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るい、新疆ウイグル自治区をはじめとする人権問題に対する外交ボイコットなどなど。世界から厳しい視線が注がれる中、中国政府は人権批判には取り合わないまま、選手らのSNS(交流サイト)への投稿や報道に対して、統制色の強い対応に終始した。その結果、本来どこの国が開催国であっても、あるべきはずの「平和の祭典」ムードは全く醸成されないまま終わった。
主役の選手たちの頑張り、夢をかなえた選手、目標に届かなかった選手、コンディション不良を押し隠し選手生命を懸けた選手など、様々な事情を抱えた中で、精一杯燃焼し尽くした選手らに心からエールを贈りたい。
ただ、こうした中で国際オリンピック委員会が出した「コロナ下で様々な政治的緊張がある中でも、五輪精神を発揮した素晴らしい大会となった」のコメントは、選手たちの頑張りとは別に、開催国だけに忖度した、現実を全く反映しない、あるいは見ようとはしない、ちぐはぐなものだった。