東京商工リサーチのまとめによると、2020年(通年)に全国で休廃業・解散した企業は前年比14.6%増の4万9,698件だった。これまで最多だった2018年の4万6,724件を上回り、2000年に調査を開始して以降、最多を記録した。
2020年の企業倒産はコロナ禍で政府、自治体、金融機関の資金繰り支援策が奏功し、前年比7.2%減の7,773件と2年ぶりに減少しただけに、対照的な結果となった。これにより休廃業・解散と倒産の合計は5万7,471件に達した。
休廃業した企業の代表者の年齢をみると、70歳代が41.7%、60歳以上が84.2%と8割を超えた。
新型コロナ関連の経営破たん 小規模倒産合わせ909件に
東京商工リサーチのまとめによると、1月8日16時現在、負債額1,000万円以上の新型コロナウイルスの経営破たん866件(倒産995件、準備中71件)、負債額1,000万円未満の小規模倒産43件を合わせ909件に上った。
老人福祉・介護事業の20年倒産118件で過去最多 コロナも影響
東京商工リサーチのまとめによると、2020年(1~12月)の「老人福祉・介護事業」の倒産は118件に達し、介護保険法が施行された2000年以降、過去最多だった2017年と2019年の111件を上回った。新型コロナウイルス関連倒産も7件発生。人手不足などで経営不振が続く小規模事業者に加え、新型コロナの影響が件数を押し上げた。
業種別では、「訪問介護事業」が56件(構成比47.4%)と半数近くを占め、深刻なヘルパー不足が影響した。次いで、デイサービスなどの「通所・短期入所介護事業」の38件(同32.2%)。
負債額1億円未満が94件(構成比79.6%)、従業員5人未満が79件(同66.9%)、設立10年未満が65件(同55.0%)と資金力の脆弱な小規模零細事業者の倒産が大半を占め、”息切れ倒産”が目立った。
一方、負債総額140億1,300万円で前年比13.3%減少した。
再春館S ベトナムIT人材育成 フエ科学大学とインターンシップ提携
再春館システム(本社:東京都港区)は1月7日、ベトナムのグループ企業、再春館システムベトナム有限会社(本社:ハノイ、以下、再春館システムベトナム)と、ベトナムのフエ科学大学との間でインターンシップ受け入れに関する提携を開始すると発表した。これにより、現地の若手IT人材の育成・獲得を強化、より地域に密着した形での開発体制を構築するとともに、2年後までにフエでの開発スタッフ100名体制を目指す。
フエはIT振興やスマートシティ化が計画されているなど、ベトナムにおける次のIT推進都市と考えられている。学園都市フエの中でもフエ科学大学は随一のITを取り扱う大学として注目されている。
日本の新型コロナ関連の経営破綻 小規模合わせ902件に
東京商工リサーチのまとめによると、2021年1月6日時点で全国の新型コロナ関連の経営破綻は累計902件に上った。負債額1,000万円以上の企業の破綻は859件(倒産792件、準備中67件)、このほか負債額1,000万円未満の小規模倒産は累計43件となっている。
コロナで解雇・雇い止め8万人超え 緊急事態宣言で急増を懸念
厚生労働省は1月7日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う解雇や雇い止めが見込みを含めて1月6日時点で8万121人に上ったと発表した。こうした中、首都圏の1都3県に1月8日から2月7日までの期間、緊急事態宣言が再び発令されることで経済活動が滞り、さらに首都圏を中心に解雇・雇い止めが急増する可能性がある。
解雇・雇い止めの推移をみると、最多は緊急事態宣言が発令されていた5月の1万2,949人。以降、9月までは1カ月あたり1万人程度だったが、10月以降はやや増加ペースが鈍化していた。しかし、首都圏では2回目の緊急事態宣言で持ちこたえられなくなる事業者のもとで、解雇・雇い止めのヤマができることが懸念される。
コロナ解雇広がる 20年累計で7万9,608人に 製造・飲食業中心
厚生労働省のまとめによると、新型コロナウイルス感染拡大の影響による2020年の解雇や雇い止めは、見込みも含め累計で7万9,608人に上った。業種別にみると、製造業および飲食業が中心だった。
ALSOKと三菱商事 介護・高齢者生活支援事業で資本業務提携で合意
綜合警備保障(本社:東京都港区、以下、ALSOK)と三菱商事(本社:東京都千代田区)は12月15日、介護・高齢者生活支援事業に関する資本業務提携に合意したと発表した。この提携は近く、三菱商事の子会社、日本ケアサプライ(本社:東京都港区)を加えた3社の提携となる予定。ALSOKは日本ケアサプライの株式32%を三菱商事から取得する。ALSOKと三菱商事の両社はこの提携により、介護事業者向けサービスや介護サービスの利用者・高齢者向け生活支援サービスの拡充を図る。
ALSOKの「安全・安心」を提供するノウハウ、三菱商事の総合力を融合させ、被介護者・高齢者の生活に対して総合的な支援をすることで、社会課題の解決に貢献することを目指す。
インドネシアから看護師・介護福祉士候補者先陣114名が入国
日本・インドネシア両国間の経済連携協定(EPA)に基づくインドネシア人看護師・社会福祉士候補者第13陣第1グループ114名が12月16日、入国した。23日に同第2グループ101名、24日に同第3グループ88名が入国予定となっており、計303名(看護師候補者23名、介護福祉士候補者280名)が入国する予定。
候補者は訪日前に日本語研修を受講しており、日本国内の受け入れ先の病院・介護施設と雇用契約を結んでいる。候補者は今後14日間の待機を経て、約6カ月間の「訪日後日本語等研修」を受講した後、国家試験の合格を目指し、2021年6月中旬から全国の受け入れ先の病院・介護施設で就労・研修を開始する。看護師候補者は最大3年間、介護福祉士候補者は最大4年間滞在し、国家資格取得を目指す。
EPAに基づき来日したインドネシア人は看護師候補者が691名、社会福祉士候補者が2,092名で、看護師は186名、介護福祉士は577名が国家試験に合格し、資格を取得している。
コロナ解雇7万6,000人に 製造・飲食・小売・宿泊業で目立つ
厚生労働省のまとめによると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う労働者の解雇や雇い止めは12月11日時点で、見込みを含め7万6,543人に上った。これは労働局、ハローワークの相談・報告分を集計したもの。
業種別では製造業が1万5,310人で最多。飲食業が1万902人、小売業が1万272人、宿泊業が9,542人、労働者派遣業が5,064人と続いている。都道府県別では東京都が1万8,476人、次いで大阪府が6,581人、愛知県が4,315人、神奈川県が3,354人、北海道が2,979人などとなっている。