万博 海外パビリオン「タイプA」全47カ国が着工

2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は12月9日、自前で建設する「タイプA」の海外パビリオンで出展する47カ国すべてが着工したと発表した。唯一、未着工だった地中海の島国、マルタが同日、工事を開始した。マルタ館は1階建てで、2025年3月末に完成する予定。
タイプAでの出展は当初60カ国が希望したが、資材高騰や人手不足で工事業者探しが難航。最終的に47カ国が42棟を建設する。

スシロー 海外出店加速 アジア, 北米で26年320店舗に拡大

回転寿司チェーン「スシロー」などを展開するフード&ライフカンパニーズ(本社:大阪府吹田市)の新社長に10月1日付で就任した山本雅啓氏(47)が中期運営方針を明らかにした。
海外事業について、アジアに軸足を置き着実に伸ばしながら、北米へも挑戦するとし、海外展開を加速する考えを示した。海外事業の売上比率は2024年9月末時点で25%超で、スシローの店舗は中国やシンガポールなどアジアを中心に計174店。2025年は米国に1号店を出店し、2026年9月期までの3年間に2〜3店舗増やしたいとし、成長が見込める北米市場に進出する計画を示した。アジアではマレーシアにも初進出し、2026年9月期の海外店舗数を320店まで拡大する計画。
国内事業については、外食産業にとっては厳しい状況が続くとし、需要が大きい都市部に重点的に出店する考えを示した。

25年万博警備費総額255億円に 伊東万博相55億円増額表明

伊東万博相は12月3日、2025年大阪・関西万博の警備費を約55億円増額すると表明した。海外の要人の来場が当初の想定から増えたためで、総額は約255億円となる。国内外で要人の襲撃事件や雑踏事故が起こっていることを踏まえたもの。また、今ひとつ盛り上がりを欠く万博の機運醸成の費用も約29億円増額し、総額約69億円人することも明らかにした。前売り入場券の販売が低調なため、国内外へのPRを強化する。増額分はいずれも補正予算案に計上する。

ギリシャが不参加に 国内財政事情 25年大阪・関西万博

外務省は11月29日、2025年大阪・関西万博にギリシャが不参加になったと発表した。国内の財政事情が理由という。当初参加予定を表明していた国で、不参加を表明したのは8カ国目。ギリシャは「タイプB」での出展を目指していた。
一方、ウクライナが正式に参加を表明。各国・地域が共同利用する「タイプC」での出展になる見通し。この結果、参加国・地域数は11月29日現在161。

万博予備費62億円支出へ パビリオン, 安全対策に 万博協会

2025年大阪・関西万博の会場建設を巡り、運営主体の万博協会が予備費として用意した130億円のうち62億円を支出する方向で調整していることが分かった。パビリオン関連の追加費用やメタンガスの爆発事故を受けた安全対策に充てる。
この予備費は災害時の緊急補修対応や想定以上の物価上昇への対応に備える費用として確保し、当初は極力、使用を回避する方針だった。

大阪万博 参加国で「共同宣言」を 吉村知事が国に提案

大阪府の吉村洋文知事は11月28日、2025年大阪・関西万博に参加する160超の国・地域が共同で「大阪・関西万博宣言(仮称)」を会期中にまとめるべきだとの考え方を示した。共同宣言の取りまとめは、博覧会国際事務局(BIE、本部:パリ)のケルケンツェス事務局長からの提案で、「社会課題を解決するための万博で、共同の宣言を未来につないでゆきたい」と述べた。今後、日本政府や経済界にも意向を確認する。

”経営の神様”松下幸之助をAIで再現 理念伝承へ

パナソニックホールディングス(HD)は、”経営の神様”と呼ばれた創業者、松下幸之助の理念を次の世代に伝えようと、AIで再現した。これはパナソニックとPHP研究所などが共同で開発したもの。松下幸之助の孫で、パナソニックHDの元副会長、松下正幸特別顧問は、AI版について「実写かなと思うほどで懐かしく思い出しました。幸之助の理念の継承に役立つように使ってもらいたい」と話している。
200以上に上る生前の音声や著作物、講演での発言など大量のデータをAIに学習させることで幸之助氏の考え方や話し方などを再現したとしている。この”AI版松下幸之助”、グループ内の研修などで活用されるという。

神戸空港 新ターミナル25年4/18オープン 事業費283億円

神戸市は11月25日、神戸空港(所在地:神戸市中央区)の国際化に向け整備中の新ターミナルビルが大阪・関西万博開幕直後の2025年4月18日にオープンすると発表した。現在のターミナルビルの西側に新設する。2階建てで、延床面積は1万8,700㎡。概算事業費は計約283億円。
韓国・仁川(インチョン)国際空港間を1日2往復する国際チャーター便のほか、4、5月の大型連休期間中にはベトナムとのチャーター便が運航される。

関西財界 12年ぶり訪中団11/24〜万博PR 政府関係者と会談

関西経済連合、大阪商工会議所など関西の主要な経済団体は11月24日から、12年ぶりとなる中国訪問団を北京市に派遣する。日中関係の悪化やコロナ禍の影響で2012年を最後に途絶えていた。今回、2025年4月に開幕する大阪・関西万博をアピールする狙いもあって再開が決まった。
「関西財界訪中代表団」の派遣は8回目。関西経済連合会の松本正義会長と大阪商工会議所の鳥井信吾会頭が共同団長を務め、7団体の幹部ら80人超が参加する。28日までの期間中、中国の政府関係者らと会談し、経済交流の強化に向けた環境整備を目指す。27日に北京市内のホテルに現地の旅行会社のトップらを招き、万博の見どころや関西の観光名所を紹介するイベントも計画している。

大阪万博会場に「光りの輪」大屋根リング全周ライトアップ

2025年大阪・関西万博の運営主体、博覧会協会は11月21日、会場のシンボルとなる世界最大級の木造建築物、大屋根リングの全周ライトアップ試験を実施し、報道陣に公開した。1周約2kmの「輪」がLED(発光ダイオード)照明でくっきりと浮かび上がった。
万博開幕後は日没から閉場する午後10時まで点灯し、暮れ、宵、夜の3つの時間帯や季節などで照度や色合いを変えるという。