落合改め伯桜鵬が3場所で最速タイの新入幕 大相撲名古屋場所

日本相撲協会は6月26日大相撲名古屋場所(7月9日初日、会場:ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。先場所・十両西8枚目で14勝した落合改め伯桜鵬が、幕尻の西前頭17枚目に入り、新入幕を果たした。初土俵から3場所での新入幕は遠藤と並んで昭和以降、最速タイのスピード出世。伯桜鵬は元横綱白鵬の宮城野親方の弟子。このほか、豪ノ山と湘南乃海が新入幕、武将山が再入幕を果たした。

5月熱中症搬送 過去2番目の3,655人 真夏日続きで 消防庁

総務省消防庁は6月24日、5月に熱中症の疑いで救急搬送された人は全国で3,655人に上ったと発表した。前年同月比987人上回り、比較可能な2015年以降で2019年の4,448人に次いで多かった。体が夏の暑さに慣れていない中、各地で真夏日の30度超えの急激な気温上昇が続いた5月中旬を中心に搬送者が増えた。
全搬送者のうち、65歳以上の高齢者が51.5%を占めた。都道府県別でみると、東京の270人が最多で、埼玉269人、愛知259人、大阪201人などと続いた。

京都五花街の芸・舞妓70人が参加し合同公演前の”総ざらえ”

京都に5つある花街の芸妓や舞妓が同じ舞台に立つ恒例の合同公演を前に6月23日、京都市東山区の南座で最後の通し稽古、”総ざらえ”が行われた。この総ざらえには五花街からおよそ70人が参加した。今年で30回目を迎える合同公演「都の賑い」は6月24〜25日、南座で開かれる。

5月求人広告25.1%増 経済活動再開でサービスなど採用意欲旺盛

人材サービス会社でつくる全国求人情報協会(所在地:東京都千代田区)が6月23日発表した5月の求人広告件数(週平均、職種別)は前年同期比25.1%増の149万8,124件だった。この結果、25カ月連続で前年を上回った。経済活動の再開で、引き続き採用意欲が旺盛な事業者が目立った。職種別にみると、「サービス(接客)」(30.4%増)、「販売」(25.1%増)の増加が顕著だった。

マイナ保険証ない人の「資格確認書」廃止期限設けず

松野博一官房長官は6月22日、2024年秋の健康保険証廃止後、「マイナ保険証」を持たない人向けに発行される「資格確認書」は制限なく、繰り返し更新できるとの認識を示した。これが保険証の代わりとなる。「無料で交付し、廃止期限を設けることや、有料化することは想定していない」としている。
資格確認書は有効期間最長1年の更新制。原則として本人の申請に基づき、自治体などが交付する。松野氏は「保険証の廃止後も必要な保険診療を受けられる」と述べた一方、マイナ保険証での受診が基本だとも説明した。

牛尾治朗氏 死去 元経済同友会代表幹事 政・経・官界結ぶ世話人

ウシオ電機創業者で元経済同友会代表幹事の牛尾治朗氏が亡くなった。昭和から平成にかけ幅広い人脈で政界、経済界と官界を縦横に結ぶ”世話人”で、教養と洞察に満ちた論客でもあった。また歴代首相から頼りにされた経済人の一人でもあった。
松野博一官房長官は6月22日の記者会見で、「日本の規制改革、経済構造改革に大きな足跡を残された」と評価した。

大谷翔平 初の最多得票で米オールスター戦に選出 3年連続で先発

米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平(28)は6月22日、シアトルで7月11日に行われるオールスター戦の野手を対象にしたファン投票で、ア・リーグ最多の264万6,307票を獲得し、指名打者(DH)で3年連続3度目の先発出場が決まった。大谷がア・リーグの最多得票選手となるのは初めてで、2位の遊撃手ボー・ビシェット(ブルージェイズ)に約54万票差をつけた。
大谷は「投票してくれたすべてのファンに感謝したい。これをモチベーションとして、グラウンドで全力を尽くし続けたい」とのコメントを発表した。

沖縄戦78年「慰霊の日」平和の誓い新たに 戦没者24万2,046人に

沖縄は6月23日、太平洋戦争末期の沖縄戦で犠牲になった人々を悼む「慰霊の日」を迎えた。1945年、78年前のこの日、多数の住民を巻き込んだ地上戦が繰り広げられた末、旧日本軍の組織的戦闘が終結したとされる。
激戦地の一つでもあった沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では早朝から遺族らが訪れ、「沖縄全戦没者追悼式」が開かれた。式には遺族や、岸田首相、玉城知事らが参列。今年は4年ぶりに一般の参列を受け入れ、参列者はおよそ4,000人に上り、改めて今は亡き家族を想い、平和への誓いを新たにした。
国籍や軍民を問わず、沖縄戦の戦没者名を刻んだ石碑「平和の礎(いしじ)」には、戦艦大和の乗組員など365人が追加刻銘され、総数は24万2,046人となった。

日本の食品,農林水産物の輸出促進へ 都内で450社が出展し展示会

日本の食品や農林水産物を海外に売り込もうと6月21、22の両日、東京都江東区の東京ビッグサイトで大規模な展示会が開かれた。国内の食品関連企業およそ450社が出展、東南アジアをはじめ海外から多くのバイヤーが来日、参加した。会場では人気のホタテ、和牛など海産、畜産物などの加工品を含めた数多くのブースに人だかりがあった。ムスリム向けの「ハラル認証」を取得済みの商品を並べたブースもあり、熱心に商談する姿も見られた。
農林水産省によると、2022年の食品・農林水産物の輸出額は海外での需要高まりや円安を背景に1兆4,100億円余と過去最高を更新。政府は2025年までに輸出額を2兆円に増やす目標を掲げているが、目標を前倒しで達成できるよう、生産者や産地への支援を強化して輸出拡大を図るとしている。

国連 スーダン避難民250万人に拡大 戦闘継続でさらに増大

国連は6月20日、スーダン正規軍と準軍事組織、即応支援部隊(RSF)の戦闘が、18日に始まった72時間の停戦が終わりに近づく中、スーダンで戦闘により家を追われた避難民の総数が250万人を超えたと明らかにした。
グランディ国連難民高等弁務官は同日、ケニアの首都ナイロビで、スーダン国外に逃れた難民は50万人を超え、国内では200万人が家を失っている」とし、「銃声を止めない限りスーダンの人々の大量脱出は続く」と警告している。AFP通信やロイター通信などが伝えた。