記録的豪雨となった石川県能登地方では、元日の地震に続いて土砂災害に見舞われ、各地で道路が寸断や断水が起きるなどインフラ被害が広がっている。これにより孤立集落が相次ぎ、一時は100カ所を超えたが、9月23日午後3時時点でも56の集落が孤立状態にある。また9月23日午後4時現在、死者7人(輪島市6人、珠洲市1人)、行方不明2人、安否不明4人などとなっている。このほか、県などによると避難している人は輪島市で536人、珠洲市で92人など計632人に上っている。
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PTAの全国組織 会員数が5年間で91万人減少 退会続く
児童・生徒の登下校の見守りや保護者が子どもたちのために、学校と協力して活動するPTAの全国組織は退会する組織が相次ぎ、昨年度までの5年間でおよそ1割にあたる91万人減少したことが分かった。都道府県などおよそ60団体が加盟している日本PTA全国協議会の会員数は、昨年度時点で716万人となり5年前と比べおよそ1割減少となっている。
PTAを巡っては、岡山県PTA連合会議が会員数の減少で活動の継続が困難になったとして、都道府県単位のPTAとして初めて解散することを9月に表明している。このほか、全国協議会からは東京都PTA協議会、千葉市PTA連絡協議会、さいたま市PTA協議会がすでに退会し、今年度末には千葉県PTA連絡協議会も退会予定という。
PTAについては、共働きが増え活動に時間が割けなくなったり、参加が任意のためPTA離れが進んでいる。本来ボトムアップの活動であるべきにもかかわらず、現状はトップダウンの活動となっていることが問題−−などと指摘されている。
奈良・興福寺で伝統的な「奈良墨」に親しむ 外国人ら来場
奈良市の興福寺で9月21日、伝統的な墨「奈良墨」に親しむ催しが開かれ、外国人観光客らが初めての書道体験を楽しんだ。この催しは墨づくりをしている奈良市の老舗の会社が奈良墨に親しんでもらおうと開いたもの。興福寺の境内では、職人による墨ができるまでの工程の説明や、実際に奈良墨で文字を書く書道体験が行われた。この日、書道体験には多くの外国人観光客が参加し、手本を参考に「幸運」や「成長」などの漢字を書きながら、その様子を写真や動画に収めて楽しんでいた。
奈良墨は、室町時代に興福寺でつくられたのが始まりとされる。菜種油やごま油を燃やして出る”すす”と”にかわ”を混ぜてつくられるもので、国の伝統工芸品に指定されている。