厚生労働省が12月26日発表した11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.28倍で、前月から0.02ポイント低下した。原材料費の高騰を受けて求人を控える動きが広がった。堅調だった宿泊・飲食サービス業が前年同月比でマイナス12.8%と下がり幅が最大となったほか、製造業も10.5%下がった。11月の有効求職者数は前月比0.2%上昇した一方、有効求人数は1.5%減少した。
総務省が同日発表した11月の完全失業率は2.5%で前月と同水準だった。
3年以内の相続登記の義務「知らない」67% 新制度控え
法務省は12月26日、不動産を相続したことを知ってから、3年以内の登記が義務となる新しい制度の認知度調査の結果を公表した。この新制度が始まる2024年4月1日まで3カ月余りに控えているが、制度を「全く知らない」「よく知らない」と回答した人は合わせて67%に上った。全体の3分の2が知らない結果となった。申請しない場合の過料の規定もおよそ8割は知らなかった。
新制度のもとでは、相続人が多数であるなどの正当な理由がある場合を除き、3年以内に登記をシないと10万円以下の過料が科される可能性がある。2024年4月より前に相続した場合も対象になる。
調査は2023年8月にインターネットで実施。対象は20代以上で、本人や配偶者、親が不動産を所有している男女合わせ1万4,100人から回答を得た。
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競馬の有馬記念ドウデュースが混戦断つ 武豊巧騎乗
2023年中央競馬の最後のG1レース、第68回有馬記念(2500m芝、16頭出走)が12月24日、中山競馬場で行われた。ジャパンカップ快勝後、電撃引退した最強馬イクイノックス不在で上位人気馬が分散、混戦模様の中、2番人気のドウデュース(武豊騎乗)が勝ち、昨年の日本ダービーに続くG13勝目を挙げた。2着は7番人気のスターズオンアース、3着には引退を発表しラストランだったタイトルホルダーが入った。
ドウデュースは最後の直線勝負に懸け、スタートから終始後方で折り合いをつけることに注意を注いだ。最終コーナーをまわる少し手前から加速、絶妙のタイミングで追い出し、日本ダービーを彷彿とさせる末脚で逃げるタイトルホルダーを捉え、そのままゴール板を突っ切った。休養明けから2走し、状態が上がっていたこともあったが、道中折り合いの難しい同馬の末脚を引き出した武騎手の巧騎乗が光った。
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政府 マイナ保険証移行で健康保険証を24年12/2に廃止
政府は12月22日、現行の健康保険証を2024年12月2日に原則として廃止すると決めた。新しい健康保険証は発行をやめる。マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」に移行して効率的な医療につなげる。
ただ、2024年12月2日以降も、1年間は現行の保険証を使える経過措置期間を設ける。有効期限が先にくる場合は、それまでを利用期限とする。マイナカードを持っていない人も医療機関で保険診療を受けられるよう保険資格などを記した資格確認書を発行する。有効期間は国民の不安払拭のため、最長5年までを認める。申請がなくても届く仕組みとする。
ちなみにマイナ保険証の利用率は2023年10月時点でおよそ4.5%にとどまっている。