イクイノックス 圧巻の豪脚でジャパンカップ制す G1,6連勝

競馬の第43回ジャパンカップ(2400m芝、18頭出走、G1)は11月26日、東京競馬場で行われ、圧倒的1番人気に支持されたイクイノックス(クリストフ・ルメール騎乗)が2分21秒8で優勝、史上最多に並ぶG1・6連勝を果たすとともに、1着賞金5億円を獲得した。この結果、同馬の総獲得賞金(日本中央競馬会以外の競走分も含む)は20億円を超え、アーモンドアイを抜いて歴代1位となった。ルメール騎手はこのレース4勝目、木村哲也調教師は初勝利。
パンサラッサが予想通り速いペースで大逃げを打ち、レースは長い隊列となって進んだが、イクイノックスは早めに3番手を追走。最後の直線、残り200m手前で先頭に踊り出ると、他馬とは”搭載エンジンが違う”かのように、そこから一気に後続を突き放す豪脚を披露し快勝した。4馬身差の2着に2番人気で今年の牝馬3冠を制したリバティアイランド、さらに1馬身差の3着にスターズオンアースが入った。海外から唯一参戦したフランス馬、イレジンは9着だった。

秋田県 クマの捕獲上限を引き上げ 人身事故多発で

秋田県は、クマによる人身事故が全国最悪となっていることを受け11月24日、被害を減らすための捕獲・駆除について、本年度の上限と定めている1,582頭にこだわらず認めることを決めた。新たな枠は設けないが、関連予算の範囲内で2,700頭程度が限度になる見通し。同県内の推定個体数約4,400頭。
捕獲の大半は人里へ下りてきたクマを罠にかけるなどの有害駆除となる。また、これとは別に上限の範囲内で11月〜2024年2月中旬に狩猟も行われる。狩猟については本年度の枠が100頭と定められており、これも200頭へ拡大するという。

ヴィッセル神戸 参入27年目で悲願のサッカーJ1初優勝

大詰めを迎えたサッカーJリーグ、J1首位のヴィッセル神戸は11月25日、地元・ノエビアスタジアム神戸で名古屋グランパスとの一戦で2−1で勝ち、最終節を待たずに初優勝を決めた。神戸は1997年にJリーグに参入して以来27年目。この間2度、J2に転落したが、いずれも1年でJ1に復帰。2018年にはFCバルセロナからスペインの至宝「・アンドレス・イニエスタ選手が加入。2019年には天皇杯でクラブ史上初タイトルを獲得し、2021年には同クラブとして最高の3位となっていた。今シーズンは第2節に首位に立って以降、常に3位以上をキープ。連敗はゼロと、抜群の安定感があった。

作家・伊集院静さん 肝内胆管がんで死去 73歳「大人の流儀」

エッセー「大人の流儀」シリーズなどの作品で知られる直木賞作家の伊集院静(いじゅういん・しずか、本名:西山忠来=にしやま・ただき)さんが11月24日、死去した。73歳だった。伊集院さんは、肝内胆管がんの診断を受け、10月27日に個人事務所が「がんのため当面執筆を休止する」と発表して以来、まだ1カ月も経っていない。ベストセラーを出し続け、これが”男・伊集院静の生きざま”だといわんばかりに、すぐにも現役作家してきそうな雰囲気を残したまま、逝った。
広告代理店勤務を経てテレビCMの規格、人気歌手の演出などに携わる。1981年に作家デビュー、1992年に「受け月」で直木賞を受賞。「機関車先生」「ミチクサ先生」「琥珀の夢」「ごろごろ」「ノボさん」などの作品がある。2016年に紫綬褒章を受章している。野球界や様々な芸能人、タレントらとも交流があった。
1984年に結婚した俳優の夏目雅子さんが翌年、白血病で急逝。1992年に俳優の篠ひろ子さんと再婚している。

23年出生数70万人台前半か 出生数8年連続最少へ

少子化に全く歯止めがかからない。厚生労働省が11月24日発表した人口動態統計によると、2023年1〜9月の出生数(外国人含む、速報値)は56万9,656人にとどまり、前年同期比5.0%減少した。これを基に試算すると、2023年の日本人の年間出生数は70万人台前半と、8年連続過去最少を更新する見通しとなった。
政府が喫緊の課題として掲げる、少子化対策の声は挙がっているが、現実には婚姻・妊娠数にはほとんど反映されておらず、現時点ではいぜんとして出生数増には全く結びついていない。

23年出生数70万人台前半か 出生数8年連続最少へ

少子化に全く歯止めがかからない。厚生労働省が11月24日発表した人口動態統計によると、2023年1〜9月の出生数(外国人含む、速報値)は56万9,656人にとどまり、前年同期比5.0%減少した。これを基に試算すると、2023年の日本人の年間出生数は70万人台前半と、8年連続過去最少を更新する見通しとなった。
政府が喫緊の課題として掲げる、少子化対策の声は挙がっているが、現実には婚姻・妊娠数にはほとんど反映されておらず、現時点ではいぜんとして出生数増には全く結びついていない。

超高エネルギー「宇宙線」を観測 大阪公立大など国際グループ

大阪公立大など8カ国が参加する国際研究グループは、宇宙から降り注ぐ小さな粒子「宇宙線」のうち、計算上わずか1グラムで地球が破壊されるほどの巨大なエネルギーを持つものを観測、発見したと発表した。今回捉えたのは「244エクサ電子ボルト」という観測史上2番目に高いエネルギーの宇宙線だ。グループは宇宙の謎の解明につなげる期待を込め「アマテラス粒子」の名付けた。
日本、米国、ロシアなど8カ国が参加している研究グループは、2008年から米国ユタ州の砂漠地帯に設置された570台の検出装置のデータを定期的に解析している。

超高エネルギー「宇宙線」を観測 大阪公立大など国際グループ

大阪公立大など8カ国が参加する国際研究グループは、宇宙から降り注ぐ小さな粒子「宇宙線」のうち、計算上わずか1グラムで地球が破壊されるほどの巨大なエネルギーを持つものを観測、発見したと発表した。今回捉えたのは「244エクサ電子ボルト」という観測史上2番目に高いエネルギーの宇宙線だ。グループは宇宙の謎の解明につなげる期待を込め「アマテラス粒子」の名付けた。
日本、米国、ロシアなど8カ国が参加している研究グループは、2008年から米国ユタ州の砂漠地帯に設置された570台の検出装置のデータを定期的に解析している。