4〜6月期GDP 年換算初の600兆円突破も成長の実感乏しい 2024-08-19アジア-社会, つなぐfujishima 内閣府が8月15日発表した2024年4〜6月期の名目GDP(国内総生産)速報値は年換算で初めて600兆円を突破した。500兆円を達成してから32年ぶりに新たな大台に乗せたが、諸物価上昇による”水ぶくれ”の側面が強く、成長の実感には乏しい。 物価変動の影響を除いた実質GDPは2四半期ぶりのプラス成長だった。GDPの半分以上を占める個人消費は5期ぶりのプラスに転じ、設備投資や輸出を押し上げる要因にもなった。
タイ新首相にぺートンタン氏選出 タクシン元首相次女 2024-08-19アジア-社会, タイ, つなぐfujishima タイ国会は8月16日、首相指名選挙でタクシン元首相の次女で、最大与党「タイ貢献党」のぺートンタン党首(37)を新首相に選出した。連立与党の支持を得て賛成多数を確保した。これに伴い、同国で最年少の首相が誕生した。
古都の夜空照らす「京都 五山送り火」4.7万人が見守る 2024-08-18アジア-社会, つなぐ, 歴史くらぶfujishima お盆に迎えた先祖の霊を送り出す「京都 五山送り火」が8月16日夜、京都市街を囲む、東山区、左京区、北区、右京区の山々で、地元住民らでつくる各地区の保存会の手で行われた。 東山の如意ヶ嶽で午後8時に大文字の「大」の字に火が灯り、以下、5分間隔で「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順で文字や形に点火され、盆の京都の夜空を赤々と照らした。市街地の中層ビルの屋上や鴨川沿いはじめ眺望の利く場所で市民や観光客らは年に1度の宗教的な伝統行事、”火のショー”を見守った。警察によると、今年は昨年より2万人以上多い、およそ4万7,000人が訪れた。
終戦の日 5,000超える大阪旧陸軍墓地で平和祈る万灯会 2024-08-18アジア, アジア-社会, つなぐfujishima 終戦から79年の8月15日、太平洋戦争の戦没者などが眠る大阪・天王寺区の旧真田山陸軍墓地で、5,000を超える墓がろうそくの灯りで照らされる万灯会が開かれた。地元の人やボランティアなどおよそ100人が参加した。午後7時ごろ、次々と灯籠に明かりが灯されと市内外から訪れた人たちは、縁(ゆかり)の墓に手を合わせ、平和への祈りを捧げた。 同墓地は明治4年に設置された国内最大で最古の陸軍墓地で、西南戦争から太平洋戦争までの戦没者1万3,300人余が眠っている。
三重県 タイ・バンコクに東南アジア展開の企業支援拠点 2024-08-18アジア-社会, タイ, つなぐfujishima 三重県は8月19日に、東南アジア地域に進出する県内企業の支援拠点をタイ・バンコクに開設する。名称は「三重県アセアンビジネス展開サポートオフィス」。野村総合研究所の現地法人に業務を委託して運営する。現地の政治・経済などの情報を提供するほか、展示会や商談会への出店を支援する。
香港の人口 1年で4,300人減少, 3万人強が域外に流出 2024-08-18アジア-社会, つなぐfujishima 香港政府は8月15日、2024年6月末の人口が753万1,800人となり、1年前に比べ約4,300人減少したと発表した。出生数約3万4,400人に対し死亡者数約5万2,400人で約1万8,100人の自然減。また、域外からの流入分は1万3,800人で、域外への流出は3万人強に上った。
ガザのパレスチナ人の死者4万人超 未曾有の人道危機 2024-08-18アジア-社会, つなぐfujishima パレスチナ自治区ガザの保健省によると、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘によるパレスチナ人の死者が8月15日、4万人を超えた。これは戦闘開始前のガザの推計人口、約220万人の2%に相当する。女性や子どもなど民間人の犠牲者が増えている。また、負傷者は9万2,000人を超えた。すでに発生から300日を超えた衝突は未曾有の人道危機を引き起こし、停戦に向けた協議は断続的に行われているが、事態収集のめどが立っていない。
タイ憲法裁判所 セーター首相解任 閣僚資格違反者の任用で 2024-08-17アジア-社会, タイ, つなぐfujishima タイ憲法裁判所は8月14日、議会上院の前議員40人がセーター・タウィーシン首相(62)の解任を求めた裁判で、この訴えを認め、セーター首相を解任した。裁判官9人のうち5人が解任に賛成、4人が反対した。 罪状は4月の内閣改造で、首相府相として入閣したピチット・チューンバーン氏(65)が、過去に実刑判決を受け服役していたことが発覚。セーター首相は憲法が定める閣僚資格に違反する人物を閣僚に任用したというもの。
WHO サル痘で再び「緊急事態」宣言 今年の感染1.4万人超 2024-08-17アジア-社会, つなぐfujishima 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は8月14日、アフリカのコンゴを中心に広がるサル痘(エムポックス)の感染状況が再び「公衆衛生上の緊急事態」にあると宣言した。今年の感染者数は1万4,000人超と、すでに2023年の年間感染者数を上回っている。WHOがサル痘について、緊急事態を宣言するのは2022年に次いで2回目。
「南海トラフ地震引き起こす”ひずみ”は着実に蓄積」専門家 2024-08-16アジア-社会, つなぐfujishima 防災研究の専門家によると、8月6日に日向灘で発生した地震の影響を分析したところ、南海トラフの想定震源域では目立った地殻変動は観測されなかった。その一方で、南海トラフ沿いでは巨大地震を引き起こす”ひずみ”は着実に蓄積されているとして「巨大地震は臨時情報が出ていない時に起こる可能性の方が高く、今回の呼びかけの期間が過ぎても、日ごろの備えを続けておくことが重要だ」と指摘している。