パスポート新規手続き 16府県でオンラインで可能に

パスポートの新規発行手続きが3月27日から大阪や埼玉など13府県の全域と、茨城、熊本、沖縄の一部の窓口で、オンラインでできるようになった。また、更新手続きが一部を除く全国でオンライン手続きが可能になった。スマートフォンなどでマイナンバーカードのの情報を読み取って申請すれば、窓口に出向くのは受け取りの際の1回で済む。

大谷翔平の今季の総収入85億円 大リーグで1位に

米経済誌フォーブス(電子版)が3月27日発表した米大リーグ(MLB)選手の今季の総収入ランキングによると、エンゼルスの大谷翔平が6,500万米ドル(約85億1,500万円)で1位となった。MLBでは史上最高額。
大谷選手の今季年俸は3,000万ドル(約39億円)で、グラウンド外で少なくとも3,500万ドル(約45億円)を稼ぎ出すと試算している。メッツの先発投手シャーザーが5,930万ドルで2位、昨季ア・リーグの本塁打王記録を塗り替えたヤンキースのジャッジが4,450万ドルで3位に付けている。

過去最大 114兆円 23年度予算案成立 防衛費6.82兆円

2023年度予算案が3月28日、参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。一般会計は過去最大の114兆3,812億円となり、11年連続で過去最大を更新した。
予算全体を押し上げた要因の一つは防衛費の増額で、過去最大の6兆8,219億円を計上している。また、高齢化の進行により増え続ける社会保障費は、一般会計の3割にあたる36兆8,889億円で、これも過去最大となっている。

4月から自動配送ロボットが公道で走行可能に

4月1日から改正道路交通法が施行され、事前に届け出をすれば自動配送ロボットの歩道や路側帯など公道での走行が可能になる。物流業界の人手不足や過疎地での”買い物弱者”の解消に向けて、実用化が期待されている。
3月27日、東京・霞が関の経済産業省の敷地内で、自動配送ロボットをPRするイベントが行われた。会場には自動車や電機メーカー、ネット通販の企業などが開発した8台の自動配送ロボットが並べられ、実際に走行させるデモンストレーションが行われた。

慶大 心停止患者に水素加えた酸素投与で救命率向上

慶応大学の研究グループは、心臓が停止した後、救急病院に搬送された患者に水素を加えた酸素を投与して救命措置を行うと、通常の酸素を投与した場合より救命率が高まったとする臨床試験の結果を発表した。今後治療の実用化を目指すとしている。
同グループは各地の15の病院で2021年9月までの4年半余りの間に、心停止で搬送され、意識が回復していない患者73人を対象に、2%の水素を加えた酸素を投与して救命措置行った場合の効果を調べる臨床試験を実施した。その結果、90日後の生存率は通常の酸素投与を受けた患者では61%だったのに対し、水素を含む酸素投与を受けた患者では85%だったという。また、後遺症なく回復した人の割合も、水素を含む酸素投与受けts患者では46%と、通常の酸素投与を受けた患者の21%より大幅に高かったとしている。
総務省消防庁の統計によると、心臓の病気などで心臓が停止し救急の医療機関に搬送される患者は、国内で年間およそ8万人に上る。意識が戻らないまま亡くなったり、助かっても重い後遺症が残るケースが数多くみられる。

競馬 高松宮記念 人気薄ファストフォースがG1初V

競馬の高松宮記念(G1、1200芝、18頭出走)が3月26日、中京競馬場で行われ、12番人気と人気薄のファストフォース(団野大成騎乗)が1分11秒5で優勝、G1を初制覇し、1着賞金1億7,000万円を獲得した。団野騎手、西村真幸調教師はいずれもG1初勝利。
上位人気馬が総崩れの中、2番人気のナムラクレアだけが1馬身差の2着に入線、支持に応えた。同馬から半馬身差の3着に13番人気のトゥラヴェスーラが入り、1番人気のメイケイエールは12着に破れた。

巨大地震の災害ごみ最大2,700万㌧ 環境省が推計

環境省の推計によると、日本海溝・千島海溝沿いで想定されるマグニチュード(M)9級の巨大地震に伴う住宅がれきなどの災害ごみは最大で2,717トンに達することが分かった。処理完了までに3年間を要した東日本大震災時の約2,000万トンを上回る規模。
環境省は自治体に対し、地震や台風などによる災害ごみの処理計画を事前に策定するよう求めてきた。だが、政府が日本・千島海溝地震対策を重点的に進める沿岸部を中心とする272市町村のうち、策定済みは2022年3月末時点で136市町村にとどまっている。処理が滞れば復興の遅れに直結する。

大阪ではIR開業巡り5氏が立候補 6政令市長選告示

統一地方選の6政令市長選が3月26日告示された。大阪では新人5人が立候補を届け出た。届け出順に大阪維新の会の元大阪府議会議員の横山英幸氏(41)、元大阪市議会議員の北野妙子氏(63)、飲食店経営の荒巻靖彦氏(58)、作家のネペンサ氏(48)、理学療養士の山崎敏彦氏(44)の5氏。
カジノを含む統合型リゾート(IR)開業の是非と教育・子育て政策などが主な争点となる。地域政党・大阪維新の会と「非維新」勢力による事実上の一騎打ちの構図となっている。

春場所 関脇霧馬山が初優勝, 大栄翔との決定戦制す

大相撲春場所千秋楽は3月26日、大阪市内のエディオンアリーナで行われ、関脇霧馬山が小結大栄翔との本割と優勝決定戦を制し、12勝3敗で初優勝を飾った。新関脇の優勝は2022年春場所の若隆景以来4人目。モンゴル出身力士の優勝は9人目。14日目を終わり、2敗で単独トップだった大栄翔は、13場所ぶり2度目の優勝を逃した。
このほか、霧馬山と大栄翔がそれぞれ2度目の技能賞を受賞。新入幕で11勝を挙げた金峰山が敢闘賞に輝いた。殊勲賞は2場所連続で該当者がなかった。