大阪府・兵庫県 万博で運用の空飛ぶクルマ,顧客誘致などで連携

2025年大阪・関西万博での活用に向け、大阪府と兵庫県は連携して「空飛ぶクルマ」の実証実験を支援することや、大阪湾の海上交通を発展させ観光客のさらなる誘致を目指すことを確認した。
両府県は産業・観光分野で連携を強化するため「兵庫・大阪連携会議」を設置。9月8日、大阪府吹田市で3回目の会合を開いた。会議では空飛ぶクルマの商用運航に向けて、補助金を支給し実証実験を支援することや、大阪湾の海上交通を発展させ、両府県を周遊する観光コースを開発し、観光客の誘致拡大を図ることを確認している。

イタリア「一帯一路」離脱 メローニ首相, 中国・李強首相に意向

イタリアのメローニ首相と中国の李強首相は9月9日、訪問先のインドで会談した。メローニ氏は李強氏に、非公式に中国の広域経済圏構想「一帯一路」から離脱する意向を伝えた。イタリアメディアの報道を踏まえ、ロイター通信が報じた。イタリアは主要7カ国(G7)で唯一、一帯一路に協力する覚書を交わしていたが、「恩恵が少ない」としてイタリア国内で離脱論が強まっていた。

野球U18W杯 日本が初V 台湾に逆転勝ち MVPに横浜の緒方

野球のU−18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)は9月10日、台湾・台北市で決勝戦が行われ、日本は台湾に2−1で逆転勝ちし、初優勝した。前身大会を含めて日本は10度目の出場で念願の頂点に立った。大会通算打率5割4分2厘の好打率をマークした緒方(神奈川・横浜)が最優秀選手(MVP)に選ばれた。3位決定戦で韓国が前回優勝の米国に4−0で快勝した。

日本 チリに41−12で快勝「勝ち点5」獲得の好発進 ラグビーW杯

ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会は9月10日、日本代表(世界ランキング14位)が1次リーグD組初戦で、W杯初出場のチリ(同22位)と対戦。日本は6トライを奪い、42−12で勝った。この結果、4トライ以上の試合で与えられるボーナスポイントを加えて勝ち点5を獲得し、好発進した。
W杯の勝ち点は勝利が4ポイント、引き分けが2ポイント、負けが〇ポイント。これに加えトライ数が4以上の場合、勝ち負けに関わらず、さらに1ポイント加算される。負けても7点差以内なら1ポイント与えられる。
決勝トーナメントは全20チームの4(A・B・C・D組)グループ内で勝ち点の多い上位2チーム(計8チーム)が準々決勝に進出する。

オリックス・山本由伸 2度目のノーヒットノーラン達成

オリックスの山本由伸投手は9月9日、ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテとの19回戦で、ノーヒットノーランを達成した。山本のノーヒットノーラン達成は、昨年6月18日に続き2度目。今季は8月18日の石川柊太(ソフトバンク)投手以来、プロ野球通算100度目(88人)。
山本投手は打者29人に対し、6回に四球、9回に死球を与えただけ。投球数102、アウトの内訳は三振8、内野ゴロ13、外野飛球6。

IAEA 原発処理水放出 トリチウム水準は制限値以下

国際原子力機関(IAEA)は9月8日、東京電力福島第1原子力発電所の処理水の、8月24日の海洋放出開始から初めて原発近くの海水に関する独立したサンプリングおよび分析結果を公表した。トリチウムの水準は、国際標準値より厳しく設定している日本の制限値以下だった。これはIAEA事務所の専門家が原発から3km圏内の複数箇所で海水をサンプル採取し調べたもの。日本側が示した評価と矛盾がなかったという。

60〜80代の職探し 48.5%「経済的な理由」年金だけでは…

求人検索サイト、インディード・ジャパン(所在地:東京都港区)がまとめた高齢世代の求職活動実態調査によると、求職活動をしたことがある人は35.9%に上った。これは2023年8月、60〜80代の男女約3万人を対象にインターネット上で実施した結果、分かったもの。求職者のうち48.5%が、求職の理由を「経済的な理由」と回答。年金以外の収入源を必要と訴えていた。

8月近畿の倒産45%増の191件 9カ月連続で前年上回る

東京商工リサーチのまとめによると、8月の近畿2府4県の企業倒産件数が前年同月比45%増の191件だった。前年同月を上回るのは9カ月連続。原材料高や、人手の維持・確保優先による人件費の高騰が企業採算を圧迫した。業種別には建設業(33件)、飲食業(16件)などの倒産が目立った。負債総額は130億6,800万円で、2カ月ぶりに100億円を上回った。大型倒産は発生しなかったが小型は増えた。負債額1億円未満の倒産件数は161件と53%増加した。

サッカー日本代表 ドイツに4−1で快勝 国際親善試合

サッカー日本代表は9月9日、ドイツのウォルフスブルクでの国際親善試合でドイツ代表に4−1で快勝した。前半は伊東純也が先制ゴール、追い付かれたものの、上田綺世のゴールで勝ち越し、2−1で折り返した。後半は双方譲らず、終盤に試合が動いた。浅野拓磨のゴールで突き放し、田中碧がダメ押しゴールを決めた。ボールの支配率こそドイツだったが、焦ることなく耐えて、堅守で守りきった。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングはドイツが15位、日本が20位。ドイツとの通算対戦成績は日本の2勝1分け1敗となった。日本は9月12日にベルギーのゲンクでトルコ代表(FIFA41位)と対戦する。

7月実質賃金2.5%減 16カ月連続マイナス 物価高に賃金追い付かず

厚生労働省が9月8日発表した7月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、1人当たりの賃金は物価高を考慮した実質で前年同月比2.5%減少した。マイナスは16カ月連続。物価高に賃金の伸びが追い付かず、減少幅は6月の1.6%から拡大した。1人当たりの現金給与総額は前年同月比1.3%増の38万656円だった。この内ボーナスなど特別に支払われた給与は0.6%増の10万8,536円だった。