ADB 中東情勢でアジア成長率4.7%へ減速

アジア開発銀行(ADB、本部:フィリピン・マニラ)は4月10日、中東情勢の緊張が9月末まで続いた場合、2026年のアジア太平洋新興国・地域の経済成長率が4.7%になるとの予測を発表した。2025年の5.4%から大幅な減速となる。
原油高騰に伴うインフレ・物価上昇と、各種の中東産業材の供給減少のよる生産停滞で、地域内の経済が下振れすると見ている。対象は中国、インド、東南アジアなど43カ国・地域。

米関税還付申請4/20から受付 段階的に

米税関・国境取締局(CBP)は4月10日、連邦最高裁判所に違法と判断された「相互関税」などについて、一部の還付申請を20日から受け付けると発表した。還付に必要な専用システムの構築にめどが立ったためだ。だが、申請数は膨大になる見通しで、段階的に手続きを進める。実際の返金には時間がかる可能性が見込み。
申請は米政府の通関サイトに新設される専用システムを通じて受け付ける。返金は申請が受理されてから通常でも2〜3カ月かかり、今回はこれを大幅に上回る期間が想定される。

米イラン協議 合意に至らず 核開発, ホ海峡で相違

バンス米副大統領とガリバフ・イラン国会議長をそれぞれトップとする代表団の、戦闘終結を巡る協議が4月11〜12日にかけてパキスタンの首都イスラマバードで行われた。協議は20時間以上に及んだが、合意には至らなかった。主要な争点とみられたイランの核開発と、ホルムズ海峡の通航の再開を巡り、双方の思惑の溝が埋まらないまま、両国の代表団は帰国の途に就いた。

大谷翔平 44試合連続出塁達成 イチロー超え

MLBは4月10日、各地でおこなわれ、大谷翔平選手が新たな記録を達成した。大谷はロサンゼルスでレンジャーズ戦の「1番・指名打者」で出場し、5回のライト前ヒットを放ち、昨季からの連続試合出塁を44に伸ばした。この結果、イチロー(マリナーズ)が持っていた記録、43試合連続出塁を抜き、日本勢最長記録を樹立した。チームは8−7でサヨナラ勝ちした。

映画「鬼滅の刃」世界興行収入1,179億円

東宝とソニーグループ傘下のアニプレックスは4月10日、一部劇場を除き9日に上映を終了したアニメ映画「『鬼滅の刃』無限城編 第一章 あかざ(あかざ)再来」の全世界興行収入が1,179億円に達したと発表した。海外で日本の2倍近い興行収入を稼ぎ、日本映画の全世界興行収入として初めて1,000億円の大台を突破して、歴代最高となった。
全世界累計観客数は9,852万人で、うち海外の観客動員数は7,106万人だった。この作品は海外157カ国・地域で放映され、海外興行収入は777億円だった。

月周回有人宇宙船「オリオン」地球に帰還

米航空宇宙局(NASA)が主導する「アルテミス計画」の一環、4人の宇宙飛行士を乗せた、月周回の有人宇宙船「オリオン」が4月10日(日本時間11日)、大気圏に再突入し、米国カリフォルニア州サンディエゴ沖に着水した。オリオンは予定したミッションをクリア、アポロ計画以来、およそ半世紀ぶりとなる有人飛行での月周回を終えて、無事帰還した。

本屋大賞 朝井リョウ”イン・ザ・メガチャーチ”

全国の書店員が最も売りたい本を選ぶ「2026年本屋大賞」(同実行委員会主催)は4月9日、朝井リョウさん(36)の「イン・ザ・メガチャーチ」(日本経済新聞出版)に決まった。
この作品は「推し活」などによって築かれるファンダム(熱狂的なファンのコミュニティー)経済を、ブームを仕掛ける側やファンなどの視点から捉えたもの。現代社会のひずみや、翻弄される人々の孤独感を描き出している。朝井さんは同賞3度目のノミネートで大賞を射止めた。
2位は佐藤正午さんの「熟柿(じゅくし)」、3位は村山由佳さんの「PRIZEープライズ」。翻訳小説部門1位は、フランスの作家メリッサ・ダ・コスタさんの「空、はてしない青」(講談社、山本和子訳)だった。