サッカー天皇杯 町田 初優勝 序盤で主導権

サッカーの第105回天皇杯全日本選手権決勝戦が11月22日、国立競技場で行われ、町田が連覇を目指した神戸を3−1で破り、初優勝を飾った。町田は序盤の6分にゴールを決め主導権を握ると、32分、56分に追加点を奪い突き放した。
町田の国内主要タイトル(J1,YBCルヴァン杯、天皇杯)獲得は初。神戸は3季ぶり国内無冠に終わった。

インフル全国で1ヵ月早く”警報”の基準超

厚生労働省は11月21日、全国3,000カ所の定点医療機関から10〜16日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数が1医療機関あたり37.73人だったと発表した。例年より1カ月以上早く、”警報”の基準とされる30人を超えた。
都道府県別では、宮城が80.02人で最も多く、全国24都道府県で警報基準を超えた。関西では京都、兵庫、奈良、大阪の4府県で30人を超えている。
休校や学年閉鎖、学級閉鎖の対応を取った学校や保育所などは全国で6,235施設に上り、前週から1.7倍に増えた。

安青錦 初優勝 最速の大関昇進確実

大相撲九州場所は11月23日、福岡市の福岡国際センターで千秋楽を迎え、関脇安青錦(あおにしき)(21)(本名ダニーロ・ヤブグシシン、ウクライナ出身、安治川部屋)が12勝3敗で初優勝し、大関昇進も確実とした。優勝も大関昇進もウクライナ出身では初となる。初土俵から所要14場所で昇進すれば史上最速となる。
安青錦は本割で大関琴桜(28)を破り、横綱大の里(25)の休場による不戦勝で3敗に並んだ横綱豊昇龍(28)との優勝決定戦を、低い姿勢から、一貫した素早い攻めで圧倒し制した。

WHO 職員2,400人削減 米の拠出停止で

世界保健機関(WHO)は11月19日、全職員の4分の1にあたる約2,400人の人員削減を2026年6月末までに行う方針を明らかにした。脱退を決めた米国による資金拠出打ち切りに伴う措置。これにより、WHOが取り組む途上国の医療支援や感染症対策などへの悪影響が懸念される。
米国は2022〜2023年にWHOに約13億ドルを提供するなど、WHOへの資金拠出は世界最多だった。

女性の約1/3が性暴力を経験 WHO報告書

WHO(世界保健機関)は11月19日、助成に対する暴力に関する報告書を公表した。報告書は168カ国・地域の2000年から2023年までのデータを分析したもの。その結果、15歳以上の女性の約3分の1にあたる約8億4,000万人が、パートナーからの暴力や、パートナーでない人からの性暴力を経験したことがあると推計している。
さらに、20年間で暴力を受けた女性の割合がほとんど減っていないとし、各国でいぜんとして対策が取られていないーーと訴えている。

ジャンプW杯 丸山初V, 混合団体でも

ノルウェー・リレハンメルで11月21日に開幕したノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプは混合団体第1戦で日本が、そして22日の女子個人第1戦で丸山希がそれぞれ初優勝した。
混合団体第1戦は丸山希、二階堂蓮、小林陵侑の順に飛んだ日本が合計1,034点で優勝した。2位はスロベニア、3位はオーストリア。日本のW杯混合団体優勝は2013年12月のリレハンメル大会以来。女子個人戦では丸山が133m50、130m50を飛び、合計285.5点でW杯個人初勝利を挙げた。

バド女子複・矢ヶ部姉妹, 200自・茨「金」

聴覚障害者による国際スポーツ大会「デフリンピック東京大会」は第7日の11月21日、バドミントン女子ダブルスで矢ヶ部紋可(あやか)、真衣組が金メダルを獲得した」。また、茨隆太郎が競泳男子200m自由形で優勝した。
矢ヶ部姉妹ペアは前回大会で準決勝を棄権した。日本選手団で新型コロナウイルス感染が確認され、選手団全体で感染拡大防止で出場辞退を決めたため、無念の棄権だった。

長嶋茂雄さん お別れの会に3万2,400人

プロ野球・読売巨人軍の選手、監督として偉大な足跡を残し、6月に89歳で亡くなった長嶋茂雄さんのお別れの会が11月21日、東京ドーム(所在地:東京都文京区)で行われた。球界関係者らが出席した式典、そして式典後の「一般の部」でのファンを合わせ約3万2,400人が別れを惜しみ、追悼した。
式典では王貞治・福岡ソフトバンクホークス会長(85)、松井秀喜さん(51)、俳優の北大路欣也さん(82)らがお別れの言葉を述べた。イチローさん、MLBドジャースの大谷翔平選手もビデオメッセージを寄せた。

万博無許可請負一六八建設3人を略式起訴

大阪地検は11月18日、大阪・関西万博のアンゴラ館の建設工事を無許可で請け負ったとして、大阪府警に建設業法違反容疑で書類送検された建設会社、一六八(いろは)建設(所在地:大阪市鶴見区)の代表者ら3人について、略式起訴したと発表した。略式起訴したのは同社代表の児島修(48)、増田誠司(48)、高谷育道(50)の3被告。いずれも10月31日付。
起訴状では3人は共謀。国土交通省や府知事の許可を得ずに、アンゴラ館の内装などの工事を1億2,200万円で受注2〜3月に工事を行った。工事はスペイン企業の日本法人がアンゴラ政府から受注。一六八建設に対しては、同社からアンゴラ館の工事を下請した業者らが未払いを訴えている。

新潟知事 柏崎刈羽原発 再稼働を容認

花角英世新潟県知事は11月21日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所(所在地:新潟県柏崎市、刈羽村)について、再稼働の容認を正式に表明した。12月2日開会の定例県議会に諮ったうえで、国に”地元同意”の意思を伝える。
これを受け、東電は年度内にも6号機の運転を再開させる見通し。2011年の福島第一原発事故後、東電が原発を再稼働するのは初めてとなる。