日本「金」ラッシュ 陸上, 空手, テニス

聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック東京大会」は第10日の11月24日、日本は合わせて5種目で金メダルを獲得した。陸上男子400mリレー、1600mリレーで日本は揃って金メダルに輝いた。男子円盤投げは湯上剛輝が優勝。空手の個人組手は女子61キロ級で小倉涼が2連覇した。テニスの女子ダブルスで菰方(こもかた)里菜、鈴木梨子組が優勝した。
陸上男子400mリレーは決勝で岡本隼、冨永幸佑、坂田翔悟、佐々木琢磨が41秒22で2大会ぶりの金メダルを手にした。男子1600リレー決勝で足立祥史、村田悠祐、荒谷太智、山田真樹が3分17秒00で制覇した。

JRA WIN5で4億3,480万円の払戻金

JRA(日本中央競馬会)が発売した11月24日発売のWIN5(5重勝単勝式馬券)は、的中がわずか1票で払戻金が4億3,480万7,940円となった。WIN5の払戻金が1億円を超えるのは今回で4度目。
WIN5の払戻金は、10月19日に歴代最高の5億6,252万1,610円、11月8日には3億1,248万9,940円が出ている。

ジャンタルマンタル 春秋マイルG1制覇

競馬の秋のマイル王決定戦、第42回マイルチャンピオンシップ(G1,1600m芝、18頭出走)が11月23日、京都競馬場で行われた。1番人気に支持されたジャンタルマンタル(川田将雅騎乗)が直線早めの先頭から、そのまま押し切り、G14勝目を挙げるとともに、1着賞金1億8,000万円を獲得した。走破タイムは1分31秒3。川田騎手はこのレース初勝利、高野友和調教師は2勝目。2着に4番人気のガイヤフォース、3着に15番人気のウォータリヒトが入った。
この結果、ジャンタルマンタルは6月の安田記念に続く春秋マイルG1制覇となった。同一年の達成は史上9頭目。

W杯女子ジャンプで丸山希 開幕連勝

ノルウェー・リレハンメルで開かれているノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプは11月23日、女子個人第2戦が行われ、丸山希が134m、133mを飛び、合計283.6点で前日の第1戦に続いて個人2連勝を飾った。2位に28.8差をつける勝利だった。通算でも2勝目。

サッカー天皇杯 町田 初優勝 序盤で主導権

サッカーの第105回天皇杯全日本選手権決勝戦が11月22日、国立競技場で行われ、町田が連覇を目指した神戸を3−1で破り、初優勝を飾った。町田は序盤の6分にゴールを決め主導権を握ると、32分、56分に追加点を奪い突き放した。
町田の国内主要タイトル(J1,YBCルヴァン杯、天皇杯)獲得は初。神戸は3季ぶり国内無冠に終わった。

インフル全国で1ヵ月早く”警報”の基準超

厚生労働省は11月21日、全国3,000カ所の定点医療機関から10〜16日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数が1医療機関あたり37.73人だったと発表した。例年より1カ月以上早く、”警報”の基準とされる30人を超えた。
都道府県別では、宮城が80.02人で最も多く、全国24都道府県で警報基準を超えた。関西では京都、兵庫、奈良、大阪の4府県で30人を超えている。
休校や学年閉鎖、学級閉鎖の対応を取った学校や保育所などは全国で6,235施設に上り、前週から1.7倍に増えた。

安青錦 初優勝 最速の大関昇進確実

大相撲九州場所は11月23日、福岡市の福岡国際センターで千秋楽を迎え、関脇安青錦(あおにしき)(21)(本名ダニーロ・ヤブグシシン、ウクライナ出身、安治川部屋)が12勝3敗で初優勝し、大関昇進も確実とした。優勝も大関昇進もウクライナ出身では初となる。初土俵から所要14場所で昇進すれば史上最速となる。
安青錦は本割で大関琴桜(28)を破り、横綱大の里(25)の休場による不戦勝で3敗に並んだ横綱豊昇龍(28)との優勝決定戦を、低い姿勢から、一貫した素早い攻めで圧倒し制した。

WHO 職員2,400人削減 米の拠出停止で

世界保健機関(WHO)は11月19日、全職員の4分の1にあたる約2,400人の人員削減を2026年6月末までに行う方針を明らかにした。脱退を決めた米国による資金拠出打ち切りに伴う措置。これにより、WHOが取り組む途上国の医療支援や感染症対策などへの悪影響が懸念される。
米国は2022〜2023年にWHOに約13億ドルを提供するなど、WHOへの資金拠出は世界最多だった。

女性の約1/3が性暴力を経験 WHO報告書

WHO(世界保健機関)は11月19日、助成に対する暴力に関する報告書を公表した。報告書は168カ国・地域の2000年から2023年までのデータを分析したもの。その結果、15歳以上の女性の約3分の1にあたる約8億4,000万人が、パートナーからの暴力や、パートナーでない人からの性暴力を経験したことがあると推計している。
さらに、20年間で暴力を受けた女性の割合がほとんど減っていないとし、各国でいぜんとして対策が取られていないーーと訴えている。