訪日客に人気の大阪観光地のトップはUSJ 海外で多い支持

訪日旅行の情報サイト「訪日ラボ」を運営するmov(所在地:東京都渋谷区)によると、大阪府内の観光地でインバウンド(訪日外国人)に最も人気があるスポットはユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)であることが分かった。USJは世界的に人気が高い日本の漫画やアニメを題材にしたアトラクションやイベントがあり、海外のファンに支持されているようだ。
以下、②大阪城③道頓堀④海遊館⑤黒門市場⑥梅田スカイビル⑦ハルカス300⑧通天閣⑨空中庭園展望台⑩あべのハルカスーの順だった。

日銀3月末国債保有53.3% 3四半期連続5割超え 過去最大更新続く

日銀が6月27日公表した2023年1〜3月期の資金循環統計によると、日銀の国債保有割合は(国庫短期証券を除く時価ベース)が3月末に53.3%と過去最大になった。保有割合が5割を超えるのは2022年7〜9月期、10〜12月期に続き3四半期連続。時価ベースの国債発行残高は3月末時点で1,080兆円で、日銀は576兆円を保有している。黒田総裁時代から続く大規模な金融緩和を維持するもとで、長期金利を低く抑えるため、国債の購入が膨らみ続けている。

中国李強首相「23年の5%成長は実現可能」天津市ダボス会議

世界経済フォーラム(WEF)が主催する夏季ダボス会議が6月27日、中国・天津市で開幕した。開幕式で李強首相が演説し、中国の2023年の成長率について自信のコメントを発表した。李氏は、2023年4〜6月期の成長率は1〜3月期(4.5%)を上回る見通しとし、「2023年通年の5%前後の成長率目標は実現可能」と述べ、達成に自信を示した。
同国の経済回復は、新型コロナウイルス禍で取られた”ゼロコロナ”政策のもとで受けたダメージが予想以上に甚大で、同政策終了宣言後も長く尾を引き、当初見込まれた時期より大幅に遅れ、すでに半年近く経過、上半期を終わろうとしている。

22年世界の石炭消費量 8年ぶりの高水準 天然ガス高騰で

英国のエナジー・インスティチュートが発表した「世界エネルギー統計レビュー」によると、2022年の世界の1次エネルギー消費量は前年比1.1%増の604.04エクサージュール(エクサージュールはエネルギー量の単位で、10の18乗ジュール)となった。中国、インドの消費拡大が伸びを牽引した。このうち価格高騰の天然ガスの代替需要により石炭の消費量が0.6%増の161.47エクサジュールと2014年以来の高水準となった。天然ガスは3.1%減の141.89エクサジュールまで下落した。石油の消費量は3.2%増の190.69エクサジュールと新型コロナウイルス禍前の2019年の水準まで回復した。

厚労省 緊急避妊薬を薬局販売へ 処方箋なしで試験運用

厚生労働省は6月26日、性交直後の服用で望まない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」について、一定の要件を満たす薬局に限定し、今夏ごろから調査研究として試験的に運用を開始することを決めた。これにより対象の薬局では、これまで必要だった医師の処方箋がなくても買える。また、対象薬局は原則、研修を受けた薬剤師が販売を担う。
緊急避妊薬の成分はレボノルゲストレルで、性交後72時間以内に飲めば妊娠を高確率で回避する。試験運用は2024年3月まで。地域の偏りがないように全都道府県で選定する。

園児置き去り防止へ 通園バスの安全装置設置はまだ55.1%

こども家庭庁の調査によると、子どもの置き去りを防ぐための幼稚園などの通園バスへの取り付けが義務付けられた安全装置について、6月末時点の設置率が55.1%にとどまることが6月27日、分かった。同庁は熱中症のリスクが高まる夏に向け、できるだけ早い設置と目視による確認の徹底を呼び掛けている。
調査は、通園バスを保有する幼稚園や保育所、認定こども園などを対象に実施された。回答した約2万1,300施設のバス計約5万台のうち、約2万7,500台が6月末までに設置を終えたか、設置する予定だった。

”ゼロゼロ融資”受けた企業の倒産が加速, 未回収すでに470億円

帝国データーバンクのまとめによると、”ゼロゼロ融資”を受けた後、1,000万円以上の負債を抱え法的整理の手続きを取った企業の数が今年1〜5月で236件と前年同期比1.5倍に増えている。2022年は1カ月平均32件だったのに対し、2023年は47件と加速している。
ゼロゼロ融資は無利子の期間が最大3年間で、2020年4月から5月にかけて出された1回目の緊急事態宣言の後、運転資金確保のために融資を受けたケースが多いことから、返済は7月から本格化するとみられている。すでにゼロゼロ融資を受けた企業の倒産件数は累計で802件で、回収できなかった融資額は推計でおよそ470億6,000万円に上るという。
経済産業省によると、申し込みは2022年9月末で終了し、融資総額はおよそ43兆円に上る。仮に企業が返済できなくなった場合は、各地の信用保証協会が元本を肩代わりするが、協会は国の財源を裏付けとしているため、最終的に回収できなければ、融資資金の一部は実質的には国民負担となる。
融資を受けた企業の返済が今夏から本格化するため、政府は企業の新たな借り換えを保証する制度を2023年1月に設けており、利用実績は6月9日時点でおよそ1兆2,000億円となっている。

22年死亡者 過去最多の156万人 20年で1.5倍 火葬できず12日間待ちも

厚生労働省の人口動態統計によると、2022年1年間に国内で死亡した日本人の数は156万8,961人で、前年比12万9,105人(8.9%)増え、1899年に統計を取り始めて以降、最多となった。これを1989(平成元)年と比べるとおよそ2倍、この20年でも1.5倍に増えている。高齢社会の進行に伴いこの傾向は変わらず、2040年には約167万に達する見込みだ。2022年は、この大幅な増え方で人口の多い都市部では、亡くなった家族をすぐに火葬できず、12日間も待ったケースも出ている。
2022年死亡者を死因別でみると、最多は「がん」で38万5,787人と全体の24%を占めている。次いで「心疾患」が23万2,879人(14%)、「老衰」が17万9,524人(11%)などが続き、「新型コロナ」は4万7,635人だった。

G7男女共同参画相会合 男女間の賃金格差是正など共同声明

栃木県日光市で開かれていた主要7カ国(G7)の男女共同参画・女性活躍担当相会合は6月25日、「コロナ禍の教訓」や「女性の経済的自立」をテーマに討議を行い、議論の成果を盛り込んだ共同声明を発表して閉幕した。
共同声明では①男女間の賃金格差を是正するため、柔軟な働き方や公平で透明な給与制度を推進する②性別に基づく役割分担意識などの変革の必要性を強調している。

イクイノックス 宝塚記念制す 国内外でG1レース 4連勝飾る

第64回宝塚記念(2200m芝、17棟頭出走、G1)は6月25日、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で行われ、圧倒的1番人気に支持されたイクイノックス(クリストフ・ルメール騎乗)が2分11秒2で優勝し、昨年秋以降に天皇賞・秋、有馬記念、ドバイ・シーマクラシックに続く国内外のG1レース4連勝を飾った。ルメール騎手は宝塚記念2勝目、木村哲也調教師は初勝利。
イクイノックスは前半、後方に待機し、最後の直線で他馬とは違う差し脚で一気に先行馬を抜き去り、トップに突き抜けた。クビ差の2着に10番人気のスルーセブンシーズ、さらに1馬身差の3着に2番人気のジャスティンパレスが入った。