文科省 5年計画で外国人留学生30万人回復へ支援

文部科学省がまとめた、新型コロナウイルス禍で途絶えた留学生の往来を回復させる支援強化策の内容が判明した。骨子は5年後の2027年を目指して外国人留学生の受け入れ数をコロナ前の30万人強、海外へ出る学生数を10万人超に戻す。受け入れ留学生の重点地域を選定し、現地での情報発信を強化する。

ASEAN6カ国の1〜3月GDP 2四半期連続でプラスに

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ASEAN主要6カ国(タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア、シンガポール)の2022年第1四半期(1〜3月)の実質GDP成長率の統計が出揃った。この結果、主要6カ国すべてで2021年第4四半期(10〜12月)に続き2期連続でプラス成長となった。
高い順にみると、フィリピンが前年同期比8.3%(2021年第4四半期7.8%)だったほか、マレーシア5.0%(同3.6%)、インドネシア5.0%(同5.0%)、ベトナム5.0%(同5.2%)、シンガポール3.7%(同6.1%)、タイ2.2%(同1.8%)だった。
ただ、今後については国際経済の減速リスクが強いと判断、各国とも2022年通年の経済成長率見通しを下方修正している。

大谷に4年270億円提示の可能性 米メディア報道

ニューヨーク・ポスト(電子版)は、米大リーグで2023年オフにフリーエージェント(FA)になるエンゼルスの大谷翔平について、複数の球団が4年2億ドル(約270億円)の巨額の契約を提示する可能性があると報じた。平均年俸は5,000万ドルで、メジャー最高額のシャーザー(メッツ)の4,330万ドルを抜く計算になる。

特定技能のベトナム人材の最多は飲食料品製造業に従事

出入国在留管理庁の統計によると、「特定技能」で働くベトナム人材の内訳を14の産業分野別にみると「飲食料品製造業」が1万7,100人で最も多く、74%を占めている。その他の分野でも「造船・舶用工業」と「漁業」を除き、いずれもベトナム人が国別で最多だった。
3月末時点の特定技能のベトナム人材の都道府県別分布では愛知県が4,106にんで最多。以下、千葉県2,633人、埼玉県2,394人、大阪府2,379人と続いている。
なお、3月末時点の特定技能の在留者は全体で約6万4,700人で、このうちベトナム人は63%。
日本政府は人手不足に苦慮している14業種を対象に在留資格・特定技能の制度開始5年間で最大34万5,150人の受け入れを見込んでいた。

「未来都市の生活」大阪パビリオンの基本設計まとまる

2025年の大阪・関西万博で、大阪府や経済界などが設ける「大阪パビリオン」の基本設計がまとまった。「未来都市の生活」をテーマに、医療や健康分野を中心に展示する。ガラスで覆われた屋根や周囲には随時、水が流れ、2階建てのパビリオン内は光に溢れた、水中にいるような幻想的な空間になるとしている。海や川に囲まれ、「水の都」として発展してきた大阪をアピールする。
大阪パビリオンは2023年4月に着工し、2024年10月の完成を目指している。

タイIEAT南部工業団地 日系企業の投資に期待

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、タイ工業団地公社(IEAT)は日本企業に、南部ソンクラー県でラバーシティ工業団地への投資を呼び掛けている。
同団地は2002年に建設開始し、2021年に土地の整備が完了。合計2,381ライ(1ライ=約1,600㎡)で、うちラバーシティ工業団地は1,248ライとなっている。同団地の最大のメリットは品質の良いゴムを格安で仕入れることができること。加えて、タイ南部地域は首都バンコクなどの都心に比べ、人件費が安いことだ。マレーシアと比べても割安という。人材確保の面でもサポートが期待できる。地元の大学と連携して、従業員のスキル向上に取り組む予定という。

LCCのエアアジアX KLー日本3路線を順次再開へ

マレーシアの格安航空会社(LCC)大手キャピタルA(旧アジアグループ)の長距離部門エアアジアXは6月15日、日本行きの3路線(羽田・関西・新千歳)をそれぞれ7、10、12月に順次再開すると発表した。日本路線の運航は、新型コロナウイルスの流行が始まった2020年以来、約2年ぶり。
クアラルンプールー羽田線は7月14日から週2往復、クアラルンプールー関西国際空港線は10月3日から週2往復、クアラルンプールー新千歳線は12月1日から週4往復それぞれ運航する。

オリックス山本が今季4人目のノー・ノー試合達成

日本のプロ野球で投手陣の健闘が目立ち、今季は記録的なシーズンになりそうだ。オリックスの山本由伸投手(23)が6月18日、西武11回戦で史上86人目(通算97人目)のノーヒットノーランを達成した。これで今季は、4月10日に完全試合を成し遂げたロッテの佐々木朗希投手はじめ、5月11日のソフトバンクの東浜巨投手、6月7日のDeNAの今永昇太投手に続き、4人目の快挙。
1シーズンに4投手がノーヒットノーランを記録したのは1943年以来、79年ぶり。

旅行補助4,000円増の最大1.1万円 全国対象の支援策公表

斉藤鉄夫国土交通相は6月17日、行き先を各地域ブロック内から全国に広げる旅行支援策の詳細な内用を公表した。7月上旬に開始することを目指し、8月末を期限とする。お盆などの繁忙期は除外する。補助額は1日1人あたり最大1万1,000円となり、従来より4,000円増える。現行の近距離旅行向けの「県民割」を、7月16日(宿泊)から新たな全国一律の支援策に切り替える。