競馬のジャパンカップ(G1、芝2400m、18頭出走)は11月27日、東京・府中の東京競馬場で行われ、G1初挑戦で3番人気に支持されたヴェラアズールが、ライアン・ムーア騎手の巧騎乗で混戦を抜け出し、初制覇した。勝ちタイムは2分23秒7。ヴェラアズール(牡5歳、渡辺薫彦厩舎)は1着賞金4億円を獲得した。
2着にはクリスチャン・デムーロ騎手騎乗のシャフリヤール(1番人気)、3着にダミアン・レーン騎手騎乗のヴェルトライゼンテ(4番人気)が入線。今回は海外から有力馬も出走したが、上位入線は日本馬が独占した。
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中国・北京,上海などでゼロコロナ政策に抗議の声
中国で、習近平指導部の「ゼロコロナ」政策に抗議する住民らの活動が各地に広がっている。国内外の複数のメディアによると、上海市、北京市、新疆ウイグル自治区ウルムチ市、チベット自治区、広東省広州市、武漢市、成都市などで市民の異例の大規模な抗議活動が繰り広げられている。
抗議する住民からは、また異例の「共産党、退陣」「習近平、退陣」などの声も挙がっている。中には「検査はいらない、自由がほしい」との切実な声もある。SNS上では警察と住民が衝突する映像が拡散している。
新型コロナウイルスを徹底して封じ込めるゼロコロナ政策により、中国ではいま各地でロックダウン(都市封鎖)が行われている。これにより行動制限とPCR検査づけの生活を強いられ、住民は辟易し、不満が一段と高まっている。
W杯 日本 コスタリカに”痛恨の黒星”で暗雲 大混戦
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で11月27日、日本ーコスタリカ戦が行われた。守りを固めるコスタリカに日本は攻め手を欠き、メンバー交代で攻めに転じた後半でもシュートを決められず、コスタリカの3倍のシュートを放ちながら、初めてシュートを許したコスタリカにゴールを許し、敗れた。初戦の難敵ドイツに逆転勝ちし、1次リーグ勝ち抜けに大きく展望が開けたはずだったが、まさに”痛恨の黒星”となった。
同日行われたドイツースペイン戦が引き分けたため、ドイツもコスタリカ戦に勝てば勝ち点4となり、現時点で勝ち点4でトップのスペインはじめ、E組は4カ国チームがいずれも1次リーグ勝ち抜けの可能性を残す大混戦となっている。
22年子ども出生数 初の80万人割れか 少子化進行
厚生労働省が11月25日発表した1〜9月の子ども出生数は59万9,000人余りと前年同期より約3万人減少している。2021年の年間出生数は81万1,622人で、今年は12月までの3カ月間も今のペースのままで推移すれば、国が統計を取り始めた1899年以降で初めて80万人を下回る可能性がある。日本総合研究所が11月上旬に公表した推計では、最終的な2022年の出生数は約77万人で80万人を下回る見通しとなっている。少子化に歯止めがかからない。
日本の出生数は統計を取り始めた1899(明治32)年は138万6,981人、戦後ベビーブームの1949(昭和24)年は269万6,638人、第二次ベビーブーム(ベビーブームジュニア世代)の1973(昭和48)年は209万1,983人、そして100万人の大台割れを記録した2016(平成28)年は97万7,242人だった。
関空10月国際線旅客数30万人 19年10月の85%減水準
関西国際空港を運営する関西エアポートは11月25日、10月の利用状況を発表した。国際線旅客数は前年同月比14倍の30万1,808人だった。このうち外国人客は同18倍の20万6,160人と7割近くを占めた。ようやくインバウンド需要の”かけら”みえてきた。水際対策の緩和、入国制限の撤廃により個人の訪日外国人客が増えてきた。ただ、新型コロナウイルス禍前の2019年10月と比べると、まだ国際線旅客数は85%減の水準だ。
国内での新型コロナの”第8波”、コロナ禍前はインバウンド需要の大きな比重を占めていた中国が、政府の”ゼロコロナ”政策のもと、中国本土各地でロックダウン(都市封鎖)中との情報が伝えられる。それだけに、急な上昇カーブは望めないようだ。新型コロナの今後の動向も無視できないが、それでも東南アジア、欧米諸国からの訪日客は段階的に増加していくとみられる。