びわ湖の「ヨシストロー」学生がカフェで社会実験

立命館大学・滋賀県草津キャンパスの学生たちがびわ湖の「ヨシ」の茎で作ったストローを11月10日から、同県近江八幡市のカフェでプラスチックストローの代わりに使ってもらう社会実験を始めた。
世界的な課題となっているプラスチックごみ削減の取り組みの一環として、学生たちが進めているびわ湖のヨシストローの研究で、来店客に対し、①ストローの使用感②いくらまで支払えるか、などについて、アンケートを取って課題を検証することにしている。

中国「ゼロコロナ」継続 最高指導部会議が方針確認

中国国営新華社通信によると、中国共産党の最高指導部は11月10日、習近平党総書記(国家主席)が主宰する会議を開き、新型コロナウイルスを徹底して封じ込める「ゼロコロナ」政策を継続する方針を確認した。これにより、新規感染者が確認されればこれまで通り、徹底したPCR検査と併せ移動制限が実施される見込み。
また、同指導部は新型コロナの流行が今後拡大する恐れがあるとの見通しも示した。一部メディアによると、すでに移動制限が厳しくなっている地区も出ている。

関西空港 10月入国外国人は前月比約3倍の11万人余

大阪出入国在留管理局関西空港支局によると、10月に関西空港から入国した外国人数は、9月の3倍近くに増えて11万6,657人(速報値)となり、政府が10月11日に新型コロナウイルスの水際対策を大幅に緩和した効果が出た。
関西空港からの入国者は、感染拡大前の2019年は1カ月あたり70万人近くに上っていた。だが、感染拡大後は大きく減少し、2021年は毎月3,000人前後にとどまっていた。

「マサカリ投法」村田兆治さん 自宅火災で死亡

「マサカリ投法」で通算215勝を挙げた元ロッテの投手、村田兆治さんが11月11日、東京・世田谷区成城の自宅で火事があり、死亡した。72歳だった。死因は一酸化炭素中毒とみられる。右肘の手術を克服して活躍した先駆者としても知られる。近年は全国の離島を巡って、子どもたちに野球を指導していた。

9月末の国債発行残高993兆円 1,000兆円目前,最大更新

財務省は11月10日、普通国債の発行残高が9月末に993兆7,695億円になったと発表した。6月末から9兆4,612億円増え、過去最大を更新した。これに加えて政府が8日に閣議決定した2022年度第2次補正予算案で、22兆8,520億円の増発を計画されている。したがって、1,000兆円を突破するのは時間の問題となっている。

フィリピン7〜9月期GDP7.6%増 6四半期連続プラス

フィリピン統計庁は11月10日、2022年7〜9月期の同国の実質国内総生産(GDP)が前年同期比7.6%増になったと発表した。新型コロナウイルス対策の行動制限が緩和され、GDPの約7割を占める個人消費が堅調だったことが主要因。4〜6月期の7.5%増(確定値)を超え、6四半期連続で前年同期を上回った。

北大 常圧でCO2からアルコールの直接合成に成功

北海道大学の研究チームは、電気を使って二酸化炭素(CO2)からアルコールを直接合成することに成功した。常圧で温度は220度で反応する。火力発電所などから回収したCO2を化学品減量に変換する用途を想定する。反応効率を高めた触媒を開発し、実用化を目指す。日本経済新聞が報じた。

10月街角景気 3カ月連続改善 旅行・飲食需要回復で

内閣府が11月9日発表した10月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、景気判断指数は49.9と前月から1.5ポイント上昇した。上昇は3カ月連続。旅行や飲食など外出関連の需要が回復し、景況感が改善した。ただ、好・不況の分かれ目となる50は4カ月連続で下回っている。調査期間は10月25〜31日。