キムタク信長に46万人「ぎふ信長まつり」62万人

岐阜市は11月6日、俳優の木村拓哉さんが織田信長に扮して武者行列に参加した「ぎふ信長まつり」の来場者が5日は約16万人、6日は約46万人に上り、2日間で計62万人が訪れ、過去最多となったと発表した。
同まつりは1957年に始まっているが、これまでの来場者数は、今回(6日)の武者行列にも参加した、同市出身の俳優、伊藤英明さんが信長を演じた2009年の50万人が最多だった。

関経連 兵庫県宿泊業「女将の会」と意見交換

関西経済連合会は、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)に向けた機運醸成の一環で、兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合「女将の会」と、大阪市内で意見交換会を開いた。開催設備の状況や来場者の広域周遊などに向けた取り組みについて説明を受けた。同会合には淡路島、有馬温泉、城崎温泉などの有名旅館の女将たちが参加した。女将らは、万博が一過性のブームではなく、地域が潤う起爆剤になれば、と期待を寄せた。

中国の10月輸出入 2年5カ月ぶり ともに減少

中国税関総署が11月7日発表した2022年10月の貿易統計(ドル建て)によると、輸出・輸入いずれも減少した。輸出は前年同月比0.3%減の2,983億ドル(約44兆円)。輸入は同0.7%減の2,132億ドルだった。ともに減少するのは2020年5月以来、2年5カ月ぶり。中国政府が堅持する「ゼロコロナ」政策のもと、再燃している新型コロナウイルス禍への対応で、各所で移動制限がかかり、内需が弱まっていることをうかがわせる。なお、貿易収支は851億円の黒字だった。
貿易相手国でとりわけ目立ったのがロシア。輸出は35%、輸入は36%それぞれ増えた。このうち輸出は4カ月連続で増加した。

総合経済対策の財源の8割が借金 22.8兆円を国債で

政府が10月末に決めた総合経済対策の裏付けとなる2022年度第2次補正予算案の概要が分かった。およそ29兆円の歳出の8割にあたる22.8兆円を国債の発行で賄う。今年度の税収見込みは過去最大の68.3兆円に上方修正するが、歳出全額は賄えないためだ。これにより改善課題となっている、先進国では突出している財政状況の悪化に全く歯止めがかからない状況が続く。

米FCCが宇宙局創設 急増する民間投資申請に対応

米連邦通信委員会(FCC)は11月3日、宇宙局を創設すると発表した。宇宙への民間投資が拡大し、当局への申請が急増していることに対応する。FCCによると、過去2年間で新しい衛星の申請は6万4,000件に上り、企業による2021年の宇宙への投資額は100億ドル(約1兆5,000億円)となっている。

50年に世界遺産の氷河の1/3が消滅 ユネスコ予測

国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部:フランス・パリ)は11月3日、地球温暖化に伴う気温上昇により、世界遺産にある氷河の3分の1が消滅するとの予測を発表した。氷河を含む世界遺産は50カ所あり、そのうち3分の1にあたる十数カ所で消滅するとしている。一方、世界の気温上昇を産業革命前と比べて1.5度に抑えられれば、残り3分の2の氷河はまだ保護できるという。

福沢諭吉ら現紙幣の製造終了,新デザイン紙幣へ

日銀関係者によると、現在の紙幣、1万円札の福沢諭吉、5千円札の樋口一葉、千円札の野口英世の肖像画がデザインされている紙幣の製造が9月までに終了していたことが分かった。すでに新デザイン紙幣の量産を始めているという。
財務省は2019年4月に1万円札に渋沢栄一、5千円札に津田梅子、千円札に北里柴三郎に切り替えることを発表。2024年度上期をめどに、これら新しい紙幣の発行を開始する。

「空飛ぶクルマ」実機に試乗も 大阪万博イベント

2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)に向けた機運醸成のためのイベント「HANAZOKO EXPO(ハナゾノエキスポ)」が大阪府東大阪市で11月5〜6日の2日間開催されている。
花園ラグビー場がある花園中央公園の会場には、約200のブースに、今回の万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づいたコーナーが設けられている。仮想現実(VR)などゴーグルで最新のデジタル技術を体験できるコーナーもある。
今回の万博の目玉の「空飛ぶクルマ」の実機が出展され、来場者は次々に試乗していた。これは中国・イーハンの機種で、2人乗りのシートを備えている。
主催の東大阪市は2日間で計2万人の来場を見込んでいる。