渋沢栄一(1万円札)、津田梅子(5千円札)、北里柴三郎(千円札)の新紙幣発行から7月3日で1年を迎えた。日本銀行によると、新紙幣の普及率は、20年前の前回の新紙幣発行時と比べると半分ほどにとどまっている。日銀によると、発行残高に占める新紙幣の割合は5月末時点で28.8%。前回2004年の新紙幣発行時は同じ期間で61.1%に上っており、大きな差がある。
この主な要因は低金利が長く続き、預金に利息がほとんどつかないため、自宅や会社での”タンス預金”されるケースが増え、結果として新紙幣の普及を遅らせた可能性があるとしている。
住宅「リースバック」サービスでトラブル急増 5年間で10倍
国民生活センターによると、自宅を売却後、賃料を支払って住み続ける「リースバック」サービスを巡り、大都市圏中心に高齢者からトラブルの相談が相次いでいる。
2024年度に全国から寄せられた相談件数は251件に上り、5年前(2019年度)のおよそ10倍に増えている。このうちおよそ7割にあたる172件が、70歳以上の高齢者が契約したケースという。近畿2府4県では合わせて26件の相談が寄せられ、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)に次いで多くなっている。
リースバックは、自分が暮らすマンションや戸建て住宅などを不動産業者に売却して現金を受け取り、その後は毎月、売却元に賃料を支払って同じ家に住み続けられるサービス。
猛毒バイカルハナウド 北大以外の札幌市内で自生を確認
札幌市は7月2日、触ると皮膚がただれる猛毒植物「ジャイアント・ホグウィード(バイカルハナウド)」とみられる植物が、サイクリングロード「白石こころーど」(所在地:白石区東札幌1条6丁目)付近に生育しているのを確認したと発表した。草丈1.5m〜2.5mの5、6株と同20cm〜30cmの20〜30株の大小合わせて40株近くを除去したという。
市環境局によると1日、市民から北海道大学構内で確認された毒性の疑いのある植物に酷似した植物があると、市土木センターに相談があった。そこで2日に市環境局と北大が現地に赴き、確認し除去した。
バイカルハナウドは、西アジア原産のセリ科の植物で、の本の環境省の指定する「特定外来生物」には含まれていない。だが、強い毒性が確認されている。
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「七月大歌舞伎」前に尾上菊五郎さんらが「船乗り込み」
大阪松竹座で7月5日から始まる「七月大歌舞伎」に出演する歌舞伎俳優らが船に乗って顔見世する「船乗り込み」が7月1日、大阪・ミナミで行われた。船乗り込みには、歌舞伎俳優たちが江戸や京都から大阪に到着した際に行われていた儀式。
同日は尾上菊五郎さん、尾上菊之助さん、人間国宝の片岡仁左衛門さんら19人の歌舞伎俳優が参加。幟(のぼり)や提灯で飾り付けられた船に乗り込んだ。一行は道頓堀川など2.5kmほどの川を船で巡り、川沿いの歌舞伎ファンの拍手や紙吹雪で出迎えられる中、戎橋のたもとに到着。その後、公演が行われる大阪松竹座に場を移し会見。最後に片岡仁左衛門さんの音頭で「大阪締め」をして、公演の成功を祈った。七月大歌舞伎は7月5〜24日まで。
大阪に早めの夏到来 6/30 第一弾「愛染まつり」始まる
今年は異例の短い梅雨で、早めの夏到来の大阪で6月30日、夏祭りの第一弾、恒例の愛染堂勝鬘院(所在地:大阪市天王寺区)の「愛染まつり」が始まった。
初日の同日は、折から30度を超える真夏日の中、「愛染娘」と呼ばれる、お揃いの浴衣姿の8人の女性が、提灯や造花などで飾り付けられた「宝恵かご」に乗り込み、担ぎ手たちとともに、汗だくになりながら愛染堂までのおよそ1kmを練り歩いた。道中、太鼓や鐘の音に合わせて「あいぜんさんじゃ、ほーえーかーご」などの威勢のいい掛け声を響かせ進み、愛染娘らは集まった見物客に愛嬌を振りまき、写真に収まっていた。
愛染まつりは、天神祭、住吉祭とともに、大阪の三大夏祭りの一つとして、例年は大阪に夏の訪れを告げる祭りとして親しまれている。