訪日外客数100万人に迫る 11月は93万4,500人 回復へ

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、11月の訪日外客数は93万4,500人で、新型コロナウイルス禍前の2019年11月比で4割弱の水準に戻った。政府の水際対策緩和後は月を追って着実に回復傾向をたどっており、11月は100万人に迫った。
航空大手や格安航空会社などによると、国際線の予約は上向きつつあり、ホテルの宿泊料金も高騰している。新型コロナ禍で解雇したホテルに人手が戻らず、予約オファーがあり空室はあるのに受け入れられず、稼働率が50〜70%といった宿泊施設も少なくない。訪日外客数が回復をたどる中、受け入れ態勢整備が喫緊の課題となってきている。

大卒就職率74.5% 3年ぶり上昇 経済活動再開で

文部科学省が12月21日公表した学校基本調査によると、今年3月に大学を卒業した学生のうち就職した人の割合は昨年を0.3ポイント上回る74.5%(43万9,683人)で、3年ぶりに上昇したことが分かった。
同省では”ウィズコロナ”のもと経済活動が再開し、企業採用が増えたことが影響したと分析している。ただ、近年ではピークだった換算拡大前の2019年の78.0%の水準まで回復していない。

80歳以上のコロナ致死率1.69% インフルと大差なし

厚生労働省は12月21日、新型コロナウイルスの重症化率と致死率の最新データを公表した。オミクロン株が流行した今年7〜8月の感染者では80歳以上の重症化率が1.86%、致死率が1.69%で、季節性インフルエンザの2.17%、1.73%と大きな差がなかった。政府は、感染症法上の位置付け見直しを検討するうえで参考材料とする。

DMV運行1周年 12/24,25 四国南岸で記念イベント

四国南岸、徳島県海陽町と高知県の東洋町、室戸市を結んで運行する「DMV(デュアル・モード・ビークル)」が2021年12月25日、世界初の営業運転を始めて1年となる。DMVはマイクロバスを改造して道路と線路の両方を走る珍しい乗り物。運営する第三セクター、阿佐海岸鉄道が本社を置く徳島県海陽町を舞台に24、25の両日、運行開始1周年を記念したイベントを開く。
24日の前夜祭は宍喰(ししくい)駅周辺でマジックショーや駅舎のライトアップ、打ち上げ花火などが予定されている。25日は始発・終着駅の阿佐海南文化村で、同地域の観光大使を務める俳優、赤井英和夫妻によるトークショーや海南太鼓の演奏会などが企画されている。

自動運転レベル4 23年4/1施行 地域の巡回バス想定

政府は12月20日、特定の条件下で運転を完全に自動化する自動運転の「レべル4」の運行許可制度を盛り込んだ改正道路交通法を2023年4月1日に施行することを正式決定した。また、自動配送ロボットを運行する事業者の届け出制度も2023年4月1日に解禁することを決めた。
レベル4の運行許可制度は、人口減少が進む地域で遠隔監視のもと、特定のルートで走行する巡回バスなどを想定している。事業者らが地域で移動サービスを始める場合、都道府県公安委員会に運行計画を提出し、事前に許可を受けることを義務付ける。

23年度予算 最大の114兆円 税収増見込むも国債で穴埋め

政府は2023年度予算案の一般会計総額を114兆円台前半とする調整に入った。2022年度当初予算と比べ6兆円以上(6%程度)増え、11年続けて過去最大を更新する。この主要因は6.8兆円と2割以上増える防衛費の増大。一方、この裏付けとなる歳入は、税収で最大の69.4兆円を見込むが、歳出増に追いつかない。このため、35兆円台半ばの国債を新たに発行して穴埋めする見通し。

日本の労働生産性 OECD38カ国中27位と過去最低

日本生産性本部が12月19日発表した2021年の労働生産性の国際比較によると、日本の1時間あたりの労働生産性は49.9ドルで経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国中27位となった。これは比較可能な1970年以降、最も低い順位。
日本は、経済成長率は上昇したものの、新型コロナ禍からの経済正常化に伴い、労働時間が増えたことが生産性の下押しにつながったという。
1位はアイルランドで、139.2ドル、2位はルクセンブルクで119.2ドル。いずれも法人税率が低く、外資企業が数多く立地する。先進7カ国では米国の7位(85.0ドル)が最高だった。
労働生産性は、働く人が一定の時間内にどれだけモノやサービスを生み出したかを指標化したもの。

日銀の国債保有 初の5割超え 家計の金融資産2,005兆円

日銀が12月19日発表した2022年7〜9月期の資金循環統計によると、9月末時点で国庫短期証券を除く国債発行残高1,066兆円のうち日銀が536兆円を保有。保有割合が50.26%と初めて5割を突破した。
また、9月末時点の家計の金融資産は前年同期比0.8%増の2,005兆円だった。4四半期連続で2,000兆円を超えた。内訳は現預金が最も多く、2.5%増の1,100兆円で、次いで保険・年金・定型保証が539兆円。