浦和 ACL3度目V 大会史上最多 アルヒラルの猛攻退ける

サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝は5月6日、埼玉スタジアムで第2戦が行われ、浦和がアルヒラル(サウジアラビア)を1−0で破り、2戦合計で2−1とし、優勝した。
試合は、浦和が大会連覇狙ったアルヒラルの攻撃を、GK西川らの好守・堅守でしのぎ、後半早々のFKの好機に、相手DFの懸命のプレーの末で誘ったオンゴールの先制点を守り切った。圧倒的なボール保持率を誇ったアルヒラルだったが、浦和の堅守を崩し切れなかった。浦和は2007、2017年大会に続く大会史上最多の3度目の制覇。

チャールズ英国王 70年ぶり戴冠式 各国首脳ら約2,000人出席

英国のチャールズ国王の戴冠式が5月6日、午前11時(日本時間午後7時)からロンドンのウエストミンスター寺院で行われた。式典には各国の首脳や王族ら約2,000人が出席、新時代の幕開けを祝った。日本から秋篠宮ご夫妻が参列された。1953年、70年前に行われたエリザベス女王の戴冠式には約8,000人が出席していた。戴冠式は同国で1,000年以上続く伝統的な儀式。チャールズ国王は英国の統治を「厳粛に約束する」と宣誓した。
今回の式典は、国際的な社会情勢や国内な経済情勢を考え合わせ、多様性やコスト抑制に配慮したものとなった。情勢聖職者や、イスラム、ヒンズー、シーク、ユダヤ各教の代表が進行に携わり、多様性を重視したほか、君主制に懐疑的な超えた物価高による国民生活の苦境に配慮し、豪華さや極力華美を排除して経費を抑えたとみられる。

台湾有事で半導体生産停止なら世界経済に130兆円の打撃 米機関

米情報機関トップのヘインズ国家情報長官は5月4日、中国による侵攻で台湾の半導体生産が停止すれば、世界経済は最大で年間1兆ドル(約134兆円)規模の打撃を被るとの試算を示した。ヘインズ氏は連邦議会上院の軍事委員会が開いた公聴会で証言した。中国による武力行使で半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)の生産が停止した場合を想定したもの。

正社員の人手不足51.4%「旅館・ホテル」「情報サービス」7割超え

帝国データバンクが4月中下旬に行った人手不足に対する企業動向調査によると、①正社員の人手不足企業の割合は51.4%で高止まり②「旅館・ホテル」が75.5%の高水準③非正社員では「飲食店」が85.2%、「旅館・ホテル」が78.0%に上るーことなどが分かった。正社員では各企業が進めるDX(デジタルトランスフォーメーション)の担い手となる「情報サービス」も74,2%と高かったほか、「メンテナンス・警備・検査」も67.6%と続いた。
調査対象企業は全国2万7,663社で、有効回答企業数は1万1,108社(回答率40.2%)。調査期間は2023年4月17〜30日。

WHO 新型コロナ緊急事態宣言 終了を発表 制御局面へ移行

世界保健機関(WHO)は5月5日、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言を終了すると発表した。テドロス事務局長は同日、「緊急事態から、他の感染症への対応と並行して、制御する局面に移った」と指摘した。この結果、2020年1月末に始まり3年3カ月にわたった新型コロナ感染症による緊急事態は終了した。

長野・佐久の大空に熱気球 恒例のバルーンフェスティバル30周年

長野県佐久市で5月3〜5日、恒例の熱気球大会「佐久バルーンフェスティバル」が開かれた。これは佐久市の千曲川沿いの広場を会場に、この連休中に開かれるもので、30周年を迎えた今年は全国から35チームが参加した。
大勢の観客が見守る中、様々なデザインで、色とりどりの熱気球が次々と佐久の大空に飛び立ち、参加者らは雄大な大空からの景色を楽しんでいた。

松本潤さん「家康」騎馬武者行列で「浜松まつり」に68万人

静岡県浜松市で5月3日から開催された「浜松まつり」は最終日の5日、NHK大河ドラマ「どうする家康」主演の松本潤さんらによる「家康公騎馬武者行列」が行われた。同行列を一目見ようと、市によると来場者は同県内外からも数多く集まり、68万人に上った。混雑による事故防止のため、大規模な交通規制や誘導員を配置するなど、浜松市職員や静岡県警から約1,000人が対応にあたった。

博多どんたく港まつり4年ぶりの通常開催で来場者210万人

福岡に初夏の訪れを告げる「博多どんたく港まつり」が5月3、4の両日、福岡市で開催され、4日フィナーレの「総おどり」で閉幕した。昨年は新型コロナウイルス対策で規模を縮小したが、今年は4年ぶりに通常開催となり、好天にも恵まれて沿道は多くの人で賑わった。見せ場のパレードには2日間で延べ183団体約1万6,000人が参加。最後は伝統の「博多祝い唄(祝いめでた)」の歌と「博多手1本」で締めくくった。
主催者発表によると、2日間の人出は延べ約210万人に達し、新型コロナ感染拡大前の水準に戻った。

石川・能登地方で震度6強, M6.5地震 その後も揺れ相次ぐ

石川県能登地方で5月5日午後2時42分ごろマグニチュード(M)6.5、最大震度6強を観測する地震が発生した。最も大きな揺れを観測した同県珠洲市をはじめ、被災地域は福井、富山、新潟にまたがるエリアで震度4以上を観測した。その後も短い間隔で揺れが続いた。夜遅くに震度5強を観測するなど地震が相次いで起き、早朝までに震度1以上の揺れが49回を数えた。
気象庁では今後1週間程度は同程度の揺れを伴う地震が起きる可能性があるとして注意を呼びかけている。石川県能登地方では2020年12月から地震活動か活発化し、2021年7月ごろから頻発、2年で40回以上の地震が発生している。