政府が決めたルールに基づく2024年春卒業予定の大学生の就職活動が、3月1日から企業による学生への説明会が始まり本格化した。
就職情報サイトの「マイナビ」が2月に全国の企業を対象に行った調査では、2024年春に卒業する大学生の採用人数を「増やす」と答えた企業の割合は、文系が前年より8ポイント余り高い27.7%、理系が7ポイント高い29.8%といずれも上昇している。増加は2年連続。コロナ禍からの経済回復に伴い、企業の採用意欲は一段と高まっている。
また、採用環境が「厳しくなる」と回答した企業の割合は、文系、理系ともに前年より大幅に増えほぼ半数に上っている。人材の獲得に向け実施したり検討している企業の取り組みとして「初任給の引き上げ」が59.2%、仕事の内容の明確化につながる「職種別採用の導入」が51.5%などとなっている。
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障害児事故死 大阪地裁 逸失利益 平均賃金の85%判決
大阪地裁が2月27日、障害児事故死の案件で、逸失利益を全労働者の平均賃金の「85%」とする、通常の60%より踏み込んだ判決を下した。これは大阪市生野区で2018年、重機にはねられて亡くなった聴覚支援商学部5年の女児(当時11)、井手安優香さんの遺族が、事故を起こした運転手らに約6,100万円の損害賠償を求めた訴訟。
武田瑞佳裁判長は、就労で得られたはずの「逸失利益」の算定に「全労働者の平均賃金の85%」を用いるべきだとして、約3,700万円の支払いを命じた。武田裁判長は事故で亡くなった安優香さんの学習状況などを個別に検討。他人と積極的に交流していたことを踏まえ、通常より一歩踏み込んだ判決を下した。
争点は逸失利益の算定方法で、運転手側は全労働者平均の6割にとどまる聴覚障害者の平均賃金が妥当だと主張していた。
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大阪マラソン開催 約3年ぶり市民ランナーが参加
第11回大阪マラソンが2月26日開催され、約3万人のランナーが大阪府庁前〜大阪城公園の42.195kmを駆け抜けた。市民ランナーの参加は2019年12月の第9回大会以来で、約3年ぶり。
2024年のパリ五輪の選考経過対象レースであり、このレースで男子は24歳の西山和弥(トヨタ自動車)が2時間6分45秒で日本勢最高の6位に入った。初マラソンの日本最高記録。レースはエチオピアのハイレマリアム・キロスが、ウガンダのビクター・キプランガットに競り勝ち、2時間6分1秒で優勝した。
池田燿平(花王)も西山とともに、10月実施の2024年パリ五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権を新たに獲得した。