木原誠二官房副長官は12月10日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、日本国内で8人の感染を確認したと発表した。この結果、国内での感染者は計12人となった。入国時や入国後の待機施設での検査で陽性となり、国立感染症研究所のゲノム解析でオミクロン株と分かった。これまで感染者の入国を確認した成田空港と羽田空港のほか、関西国際空港でも初めて見つかった。
ファイザー 3回目接種で「オミクロン株」にも高い予防効果
関空 オミクロン株水際対策で待機施設の稼働率1週間で11倍
吉村知事 首相要請で宿泊1,000室提供 オミクロン株水際対策
大阪府の吉村知事は12月8日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の水際対策で、オミクロン株の感染者が確認された60の国や地域などから入国する人たちがとどまる宿泊施設として、1,000室を提供する方針を明らかにした。
これは8日午後、岸田首相から帰国ラッシュが見込まれる年末にかけて、待機者の宿泊施設が不足する可能性があるとして、府が新型コロナの感染者向けに確保している宿泊療養施設の一部を提供するよう電話で陽性があったため。
府は現在8,500余の宿泊療養施設を確保しており、新規感染者が低い水準で推移していることから、8日時点で入所している人は16人とほとんどが使われていない状況が続いている。府では12日から順次、関西空港から入国した人が入所する見通しだとしている。