ミャンマーで拘束のイオン社員, 有罪判決後に解放

ミャンマー軍事政権は8月13日、この影響下にある裁判所が前日の12日、小売大手イオンの駐在員、笠松洋さんに禁錮1年の有罪判決を言い渡したが、外交筋によると有罪判決後、笠松さんを解放した。理由は明らかにされていない。
有罪判決は、ミャンマー政府が設定している「必需品・サービス法」を、笠松さんが勤務する現地合弁企業のスーパーマーケット「イオンオレンジ」の販売価格が上回ったと断定した結果だ。このため、ミャンマー当局は商品本部長、笠松さんを、イオンオレンジの価格設定に責任を持つ幹部として6月末に拘束していた。日本政府はミャンマーに対し、早期解放の働きかけを続けていた。

日航機墜落事故から39年 520人の追悼慰霊式 群馬・上野村

乗客乗員520人が犠牲となった日航ジャンボ機の1985年墜落事故から8月12日で39年。墜落現場の群馬県上野村で同日、遺族などが参列して追悼慰霊式が行われた。同日、慰霊の登山に訪れた人は、午後4時時点で68家族230人で、昨年より42人減った。4月に社長に就任した日本航空の鳥取三津子氏が、初めてとなる追悼慰霊式に参列した。

南海トラフ地震の臨時情報 書き入れ時の旅館を直撃

気象庁より南海トラフ巨大地震の臨時情報の発令を受けて、観光地では盆休みを利用した帰省・旅行客のキャンセルが相次ぎ、書き入れ時の旅館、宿泊事業者を直撃している。新型コロナ禍からの体制立て直しで回復途上の事業者は、またしても大きな打撃を受けて、頭を抱えている。
巨大地震の臨時情報が出される前までは、順調なインバウンド客に加え、盆休みを利用した帰省・旅行客の予約で活況。売り上げを大幅に伸ばせるはずだった。

24年上半期の国際収支統計 経常黒字12兆6,817億円

財務省が8月8日発表した2024年上半期(1〜6月)の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスの取引状況を示す経常収支の黒字は、前年同期比59.2%増の12兆6,817億円だった。モノの輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2兆6,118億円の赤字となり、赤字幅は49.6%縮小した。

パリ五輪19日間の熱戦に幕 五輪旗パリ市長→ロス市長へ 

パリオリンピックの閉会式が日本時間8月12日午前4時(現地時間11日午後9時)、スタッド・ド・フランスで開催された。7月26日の開会式に先立ち、サッカーの24日の競技開始から19日間にわたって繰り広げられた熱戦が、閉会式をもって幕を下ろした。新型コロナウイルス禍の影響で、原則無観客で開催された2021年の東京大会から一転、各会場で大観衆が躍動するアスリートに”熱い”声援を送った。
閉会式ではオリンピック旗が、パリオリンピック大会組織委員会のトニー・エスタンゲ会長からアンヌ・イダルゴパリ市長に手渡され、IOCのバッハ会長を経由して、次大会の開催地、米国・ロサンゼルスのカレン・バス市長に渡された。

パリ五輪 日本の金メダル20個で米・中に次ぎ世界3位

パリオリンピックで日本の選手団が獲得したメダル数は計45個(うち金20個、銀12個、銅13個)となり、金メダル数および総個数で海外大会として、過去最多となった。また、金メダル20個は米国・中国(核40個)に次いで世界第3位だった。とりわけ、レスリング、フェンシング、柔道などで日本選手の健闘が目立った。

男子65㌔級 清岡幸太郎, 女子76㌔級で鏡優翔が「金」

パリオリンピックのレスリングフリースタイル決勝が8月11日行われ、男子65キロ級で清岡幸太郎(23)、女子76キロ級で鏡優翔(22、かがみゆうか)がそれぞれ優勝、金メダルを獲得した。日本女子初の最重量級での金メダル獲得の快挙を達成した。この結果、日本レスリング女子は全6階級でメダル(金4個、銅2個)を獲得した。

ブレイキン「金」期待の半井重幸 メダル獲得ならず

パリオリンピックの新種目ブレイキン男子・3位決定戦が8月10日、コンコルド広場で行われた。金メダル候補として期待されていた半井重幸(22、ダンサー名・SHIGEKIX)は昨年の世界選手権王者のアメリカ・ビクターと対戦し、0−3で敗れメダル獲得はならなかった。
ブレイキンについて、SNSでは「みてて楽しい。ただ、判定はよう分からん」との声が挙がっている。

レスリング女子62㌔級で元木咲良が「金」日本勢6個目

パリオリンピックのレスリング女子62キロ級で8月10日、決勝が行われ日本の元木咲良が金メダルを獲得した。ウクライナのイリーナ・コリャデンコに12−1でテクニカルスペリオリティー勝ちした。この結果、レスリング日本勢の金メダルは6個となり、前回と1964年の東京大会の5個を上回り、過去最多となった。