国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は7月27日、青森市の三内丸山遺跡など17カ所で構成される「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道と青森、岩手、秋田の3県)を世界文化遺産に登録することを決めた。日本の世界文化遺産は20件目。
自然遺産も含めた世界遺産は7月26日に登録が決まった「奄美大島、徳之島、沖縄本島北部および西表島」(鹿児島、沖縄両県)に続いて25件目。
IMF 21年日本の成長率を0.5㌽下方修正し2.8%に
国際通貨基金(IMF)は7月27日発表した世界経済見通しで、2021年の日本の実質成長率を2.8%とし、4月時点の予測を0.5㌽下方修正した。日米欧の先進7カ国(G7)で予測が悪化したのは日本だけだった。ワクチンの普及で米欧の景気の好転が伝えられる中、日本は感染再拡大により緊急事態宣言が再発令されるなど規制強化で、今年前半の経済活動が停滞したことを反映したもの。
世界全体の成長率予測は、4月時点と変わらず6.0%。1980年以降で最大だが、変異株(デルタ株)が広がる新興・途上国は0.4㌽悪化の6.3%とした。
インドネシアで新型コロナ感染1日の死者2,000人超
インドネシアで新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の広がりで、6月下旬から感染者が急拡大している。7月27日は新たに4万5,203人の感染が確認されたほか、亡くなった人は2,069人に上り、1日の死者としてはこれまでで最も多くなった。WHO(世界保健機関)のまとめでは、1日あたりの死者はインドネシアが最も多くなっている。
同国では首都ジャカルタを中心に感染が深刻で、医療体制がひっ迫。このため、自宅での療養を余儀なくされるケースも多く、医療関係者らでつくる団体は、6月下旬から7月27日までに2,705人の感染者が入院できず、自宅など病院以外で療養中に死亡したととしている。
柔道男子81㌔級で永瀬が21年ぶり金 4日連続金
柔道男子の金メダルリレーが続く。7月27日も81㌔級で永瀬貴規が、派手さはないが終始、粘り強い戦いの末、決勝戦を制し金メダルに輝いた。これで高藤、阿部、大野に続き4日連続の金メダル奪取となった。
ソフトボール 北京五輪以来13年ぶり連覇 米を零封
ソフトボールの決勝戦は7月27日夜、米国との間で行われ、大接戦となったが2-0で零封。北京五輪以来13年ぶり連覇を達成した。主戦・上野の好投に加え、後藤の急成長で、米国の打撃陣を封じ込めた。また、打撃陣も藤田を筆頭に数少ないチャンスを生かすバッティングが光った。
新種目サーフィン 男子で五十嵐が銀 女子で都筑が銅
東京五輪新種目でスケートボードに続き、サーフィンでも健闘、メダル獲得につなげた。第5日の7月27日、サーフィン競技が千葉県一宮町釣ヶ崎海岸サーフィンビーチで行われ、男子では五十嵐カノアが銀メダル、女子では都筑有夢路が銅メダルにそれぞれ輝いた。
大橋200m個人メドレーも制し2冠 日本女子初
東京五輪第6日の7月28日、競泳の女子200m個人メドレーで大橋由悠依が金メダルに輝き、400m個人メドレーとの2冠を達成した。競泳の日本勢で金メダルを複数獲得したのは、男子平泳ぎでアテネ・北京五輪で2大会連続2冠に輝いた北島康介以来。日本の女子選手が同一大会で金メダルを2個獲得するのは夏季五輪では初めて。
このほか同日、競泳陣で男子200mバタフライで日本男子で初めて決勝に進んだ本多灯が銀メダルを獲得した。
ミャンマーで新型コロナ感染拡大続く 死者最多更新
複数のメディアによると、ミャンマーで新型コロナウイルスによる1日あたりの死者数が過去最多を更新している。同国で7月26日発表された新型コロナの新規感染者数は4,630人で、これまでに合わせて27万4,000人を超える感染者が確認されている。陽性率も高く、25日には40.1%に上った。こうした状況を受け、死亡者は26日には396人に上り、前日より41人増えた。
五輪体操男子団体で全員初出場で銀 微差で金逃す
五輪体操男子団体で7月26日、橋本大輝、北園丈琉、谷川航、萱和磨の4人全員が初出場だったが、最後まで優勝争いを演じる大健闘をみせた。しかし、首位のROC(ロシアオリンピック委員会)とは0.103差で金メダルに届かず、銀メダルとなった。リオ五輪からの連覇は成らなかった。
柔道男子73㌔級で大野連覇 女子57㌔級で芳田銅
東京五輪柔道で7月26日も期待通り、メダル獲得が続いた。男子73㌔級で大野将平がリオ五輪に続き金メダル、女子57㌔級で芳田司が銅メダルにそれぞれ輝いた。